どう乗り越えた?『名探偵コナン』メインキャラが「殺人事件の容疑者」となるエピソード


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 今回は、累計発行部数2億7000万部を誇る青山剛昌氏の推理漫画『名探偵コナン』のアニメから、メインキャラクターが容疑者になってしまったエピソードを振り返ってみよう。

■密室殺人事件の犯人は毛利小五郎!? 『容疑者・毛利小五郎』

 そしてその夜、例のごとく泥酔した小五郎は鍵+チェーンロックのかかった律子の部屋で彼女の死体とともに発見される。重要参考人として連行された旦那のため、英理は調査を開始。英理の観察眼と推理力はコナン並みに高く、現場の違和感を次々洗い出し、チェーンロックの鎖を切って糸で繋いでおくという密室トリックも暴く。

 コナンも「ハヤシ2」と書かれたメモを発見し、英理はこれが律子と組む予定だった林弁護士だと推測した。そこにベルボーイが現れ、「林からの電話で2度律子の部屋に行った。2度目はドアに『すみませんお金はちゃんと払いますとお伝えください』とメモが貼ってあった」と証言。

 コナンらは「ハヤシ2」は林と2時に待ち合わせの意味だと推理するが、ドアメモの意味は依然不明だ。が、コナンはメモの横に置かれていた食事メニューと英理の「間違い」という言葉から真相に辿り着く。

 真犯人は佐久だった。コナンの作戦にハマった佐久は、律子の部屋に行くように言われ廊下にハヤシライスが置いてある部屋を訪ねる。しかしそこは律子の部屋ではなかった。

 ハヤシライスを見て律子の部屋だと思ったのは、殺害後、食事メニューと並ぶ「ハヤシ2」のメモを見て「ハヤシライス2つ」と勘違いしたからで、ハヤシライス=律子の部屋になるのは部屋の中を見た犯人だけなのだ。ドアメモは、ベルボーイが来ないように佐久が書いたものだった。こうして英理とコナンの活躍により、小五郎は晴れて釈放される。

 別居は解消されないものの、夫婦の絆が垣間見えるラストシーンはほっこり。またこの回はMDがヒントの一つなのだが、今では見かけないアイテムに懐かしさもこみ上げてくる。



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