《千葉・鎌ケ谷》「“資金調達”で検索」闇バイト応募で逮捕の男の“おとなしい”暮らしぶり


【写真】河合優介容疑者の自宅前に放置されていたモノ

どこにでもいる普通のお兄ちゃんという印象

 千葉県警は10月23日、氏名不詳者らと共謀して正当な理由なく居宅に侵入したとして、東京都新宿区在住の保育士・前田祐一郎容疑者(25)と、葛飾区在住の会社員・河合優介容疑者(31)を逮捕したと発表した。

「実行役とみられる前田容疑者は、犯行当日の夕刻、警察に出頭しました。SNSで『資金調達』と検索して闇バイトに応募。指示役と秘匿性の高い通信アプリでやりとりしたと説明しています。要求されるまま免許証の写真を送り、指示を受けながら犯行を実行したようです。前田容疑者が逮捕された1週間後には、運転役とみられる河合容疑者を逮捕するに至りました」(全国紙社会部記者)

 手口が似ていることなどから、首都圏で8月以降相次いでいる強盗事件との関連が調べられている。

 河合容疑者は、賃貸アパート暮らし。最寄りの駅から離れているため、通勤にはバスを利用しなければならないが、車があれば都心へのアクセスは良好だ。

「築30年ほどの古いアパートで、間取りは1K、家賃は約5万円。保証人を誰かに頼む必要もなく、もともとエアコンがついており、すぐに住めます。河合容疑者は、3~4年前から妹さんと暮らしています。どこにでもいる普通のお兄ちゃんという印象です。部屋から騒ぐ声や大きな物音が聞こえてきたことはないし、おとなしく暮らしていましたよ。ほかの入居者も含め、マナーのいい人が多いんです」(同じアパートの男性住人)

 ゴミ出しなどのトラブルも起きていないという。別の住人は河合容疑者について、こう振り返る。

「車で出勤しているようでした。スーツ姿ではなく、ラフな格好だったと記憶しています。ネクタイは締めていなかったはずだから。すれ違いざまに“おはようございます”などと声をかけたら、ちゃんとあいさつを返してくれました。素行が悪そうなタイプではなかったので、逮捕されたとは驚きです」

 部屋を訪ねると、同居人の応答はなかった。洗濯物は干しっぱなし。部屋の前には『カロリーメイト』ヨーグルト味の200ml缶30本が梱包されたまま放置され、剥がれた表札がその上にポンと置かれていた。



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