杉村太蔵氏の「1票の価値」発言に批判殺到! 元放送作家・長谷川良品氏が痛烈批判

元自民党衆議院議員で政治評論家の杉村太蔵氏の発言が、再び物議を醸しています。10月26日に放送された読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」に出演した杉村氏は、衆議院選挙の投票率について持論を展開。「『(投票に)行けば変わる』って言うでしょ、皆さん。過度な期待を持たせ過ぎてるんじゃないかって。『あなたの1票で日本が変わる』そんな訳ないから!」と発言し、波紋を広げました。

若者の投票率低下を招く? 杉村氏の発言に批判の声

番組内で杉村氏は、投票率の低迷を嘆く風潮に対し、「若い人は、まだ自分の力で何とかできません? 我々、年を取って働けなくなった、病気になった、こういったところに社会保障、国のお金って使われるべきでは? 弱者だから」と持論を展開。

杉村太蔵氏杉村太蔵氏

これらの発言を受け、元放送作家の長谷川良品氏は自身のX(旧Twitter)で「この発言は効いてくるよ【テレビはこんな人間出演させるなよ】という視聴者の怒りの1票でまず彼がテレビから消えたら杉村氏はそれでも1票の価値を無意味と嘲笑するのか」と痛烈に批判。

さらに、投開票日翌朝の投稿でも「投開票日前日にこんなミスリーディングな暴言をしかも準キー局で口にした彼は今どんな思いだろう。訳知り顔で『現実はこうだ』と放言するマヌケさ。一票の価値、重みを知ってさぞ涙目だろうな」と杉村氏を皮肉り、「私はこの失言の罪は重いと思うよ」と厳しく糾弾しました。

杉村氏「日本を変えるつもりはない」発言の真意とは?

一方、杉村氏は同番組で「『これじゃ不満だ、もっと欲しい』という方がいたら、1つだけ選択肢があって、『そういうあなたがぜひ立候補してください』ということなんですよ、民主主義は」と持論を展開。

さらに「僕は『日本を変えない』っていうのがキャッチフレーズでいい。今の日本は素晴らしい国。僕自身は何の不満もない。これ以上いい国があるなら、ぜひ紹介してほしい。僕は何一つ変えるところがないから立候補しない!」と発言し、笑いを誘っていました。

ネット上では批判の声が殺到

しかし、一連の発言は視聴者の反感を買ってしまい、ネット上では「投票の大切さを軽視している」「政治家としての資質を疑う」「若い世代を馬鹿にしている」といった批判の声が殺到しています。

批判した元放送作家批判した元放送作家

杉村氏の発言の真意は定かではありませんが、今回の騒動は、日本の未来を担う若者世代の政治参加に対する意識や、政治家の発言の重みを改めて問うものとなりそうです。