辻元清美氏への発言が物議!元維新・足立康史氏の選挙特番での言動とは?

10月27日に行われた衆議院選挙の選挙特番で、元日本維新の会の足立康史氏の言動が波紋を広げている。関西テレビの番組に出演した足立氏は、立憲民主党の辻元清美氏に対し、地元での評判を伝えるという名目で、心無い言葉を投げかけた。

選挙特番で飛び出した問題発言

ジャーナリストの安藤優子氏らが出演する関西テレビの選挙特番『LIVE選挙サンデー newsランナー総選挙SP』に、足立康史氏はゲストコメンテーターとして出演。番組内で、立憲民主党の代表代行を務める辻元清美氏へのインタビューが行われた際、足立氏は辻元氏の選挙区である大阪10区に触れ、次のような発言をした。

「私も、地元の北大阪を歩いておりますと、今回の選挙も池下さん強いので、辻元さん、もう一回大阪十区に戻ってきてほしいという声もちょっとありますし。二度と戻ってきてこないでくれという声もたくさんあるんですけど……」

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この発言は、21年の衆院選で辻元氏を破り、今回も大阪10区で再選を果たした維新の池下卓氏を引き合いに出したもので、辻元氏を揶揄するような意図が含まれていると受け取れる。

辻元氏の反応と視聴者の声

突然の心無い言葉に、辻元氏は「何が言いたいねん、あなた」と不快感を露わにした。さらに足立氏が「もう衆議院は考えてないですね?」と畳みかけると、「私は今ですね、今回の選挙も参議員で全国回って下支え、縁の下の力持ちをやってきたつもりなんです。そんなこと足立さんに心配していただく必要はございません」と毅然とした態度で返答した。

一連のやり取りに対し、SNS上では足立氏への批判が殺到。「人を侮辱して反応を楽しむ足立氏が気持ち悪い」「その場にいない人間を引き合いに喧嘩を売るな」「維新は辻元氏に謝罪すべき」といった声が上がっている。

また、足立氏の隣で発言を笑って聞いていた安藤優子氏に対しても、「同調するような笑いはやめてほしかった」「情けない」といった批判の声があがっている。

足立康史氏とは?

足立康史氏は、日本維新の会に所属していた元衆議院議員。政調会長など要職を歴任したが、近年は党執行部との対立が目立ち、党員停止処分を受けていた。今回の衆院選には無所属での出馬を模索していたが、最終的に政界引退を表明している。

歯に衣着せぬ発言で知られ、“暴言王”の異名を取る足立氏だが、今回の選挙特番での言動は、改めてその問題点を浮き彫りにしたと言えるだろう。