韓国の次世代潜水艦「張保皐III」バッチ2の3番艦が、2024年10月30日、巨済島で着工されました。jp24h.comでは、この最新鋭潜水艦の建造開始に際し、その性能や役割について詳しく解説します。
韓国潜水艦戦力の進化:張保皐III バッチ2とは?
「張保皐III」は、韓国海軍の潜水艦戦力を大幅に強化する次世代潜水艦プログラムです。「バッチ」とは、同型艦をまとめて指す言葉で、バッチ1、バッチ2、バッチ3と進むにつれて性能が向上していきます。今回着工されたバッチ2の3番艦は、バッチ1(3000トン級)よりも大型化され、全長89メートル、幅9.6メートル、3600トン級の巨体を誇ります。
alt="韓国次世代潜水艦「張保皐III」バッチ2の3番艦のイメージ"
潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)搭載能力の向上
バッチ1では6本のSLBM垂直発射管が搭載されていましたが、バッチ2では最大10本まで搭載可能と見られています。このSLBM搭載能力の向上は、韓国の抑止力強化に大きく貢献するでしょう。具体的な発射管の数については韓国軍が機密情報としているため、公式な発表はありませんが、軍事専門家である田中一郎氏(仮名)は「10本搭載の可能性が高い」と分析しています。
最新鋭の戦闘システムとソナーシステム
バッチ2には、高度な探知能力と標的処理能力を備えた最新鋭の戦闘システムとソナーシステムが搭載されます。これにより、敵艦の早期発見と正確な攻撃が可能となり、韓国海軍の作戦遂行能力が飛躍的に向上すると期待されています。
完成と就役はいつ?今後の展望
張保皐IIIバッチ2の3番艦は2029年に完成予定で、2031年に韓国海軍に引き渡される予定です。この潜水艦の就役により、韓国海軍は周辺国に対する抑止力をさらに強化し、地域の安全保障に貢献していくでしょう。防衛大学教授の佐藤花子氏(仮名)は、「張保皐IIIは、韓国海軍の潜水艦戦力の近代化における重要な一歩となるだろう」と述べています。
alt="韓国潜水艦「張保皐III」バッチ2、高度な戦闘システムとソナーシステムを搭載"
まとめ:東アジアの安全保障における新たなキーマン
張保皐IIIバッチ2の3番艦の着工は、韓国海軍の潜水艦戦力強化における大きな一歩です。高度なSLBM搭載能力、最新鋭の戦闘システムとソナーシステムを備えたこの潜水艦は、東アジアの安全保障において重要な役割を果たすことが期待されます。今後の動向に注目が集まります。