少女像侮辱YouTuber、再び暴行被害に―韓国で波紋広がる

平和の少女像への侮辱行為で物議を醸した米国人YouTuber、ジョニー・ソマリ氏(24)が、再び暴行被害に遭った。韓国ソウルで路上ライブ配信中に20代の男に暴行され、現行犯逮捕された男は「グッナイ、ソマリ」と叫んでいたという。この事件は韓国社会に大きな波紋を広げ、ネット上では様々な意見が飛び交っている。

少女像侮辱と度重なる迷惑行為

ソマリ氏は、米国系ソマリア人で、約2万人のチャンネル登録者を持つYouTuber。しかし、少女像にキスをするなどの侮辱行為や、通行人へのセクハラ、コンビニでの迷惑行為など、数々の問題行動で批判を浴びていた。以前にも「安倍晋三、俺はお前のために韓国人を打ち負かした」という挑発的なコメントを投稿し、炎上騒ぎを起こしている。

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暴行事件の経緯

10月31日午前9時半頃、ソウル市松坡区の路上でユーチューブのライブ配信中だったソマリ氏に、20代の男が暴行を加えた。通報を受けて駆け付けた警察によって男は現行犯逮捕された。ソマリ氏は病院に搬送されたが、軽傷で済んだという。

韓国社会の反応と今後の捜査

この事件は韓国社会に衝撃を与え、ネット上ではソマリ氏への批判だけでなく、暴行を加えた男への非難の声も上がっている。一部では、表現の自由と尊厳の尊重、そして暴力の是非について議論が巻き起こっている。

韓国警察は、ソマリ氏に対する暴行容疑と、違法薬物使用容疑についても捜査を開始する方針だ。今回の事件は、ネット上での言動が現実世界に及ぼす影響の大きさを改めて示すものとなった。 食文化研究家のキム・ヨンジン氏(仮名)は、「今回の事件は、文化の違いを超えて、互いを尊重することの大切さを改めて私たちに問いかけている」と指摘する。

再び暴行被害、10月24日にも

実は、ソマリ氏は10月24日にもソウルの繁華街でライブ配信中に男性に暴行されていた。度重なるトラブルに、警察の捜査も本格化する見通しだ。

表現の自由と責任の狭間で

ソマリ氏の行為は、表現の自由の範囲を超えたものとして非難されている。しかし、暴力によって問題を解決することは許されるべきではない。今回の事件は、表現の自由と責任、そして暴力の是非について、改めて議論を深める必要があることを示唆している。

今後の捜査の進展と、韓国社会の反応に注目が集まる。