お笑いコンビ・こゝろの横荒木蟹男氏が、2022年3月から12月まで青森県の津軽で蟹漁師として働いていたという驚きのニュースが話題になっています。jp24h.comでは、その真相に迫るべく、横荒木氏に独占インタビューを行いました。過酷な労働環境で知られる蟹漁のリアルな実態とは?芸人としての活動と並行して、なぜ彼はこの道を選んだのでしょうか?
蟹漁挑戦の意外な動機:エピソードトークへの渇望
蟹漁に挑戦した理由について、横荒木氏は「エピソードトークのネタ作り」と意外な答えを明かしました。個性的なネタを求めて、当初はマグロの一本釣りを検討していたものの、条件が合わず断念。その後、漁業求人サイト「漁師.jp」で蟹漁の募集を見つけ、面白そうだと思い決めたといいます。
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軽い気持ちで飛び込んだものの、契約期間が10ヶ月と聞いて驚いたという横荒木氏。「3ヶ月程度の短期を考えていたが、面白そうなのでやってみようと思った」と当時を振り返ります。相方の山出谷ショートケーキ氏や、親交のあるハライチの岩井勇気氏、とろサーモンの久保田かずのぶ氏など、周囲の芸人仲間の反応も様々だったようです。
漁師の収入:ブランド蟹とベニズワイガニの格差
横荒木氏が乗船したのは、ベニズワイガニ漁がメインの漁船。青森県の津軽から日本海へ出航し、朝鮮半島方面へ向かいながら漁場を探し、一度の漁で5000杯ものカニを水揚げしていたといいます。
「マグロやカニ漁師は稼げるイメージがあったが、ベニズワイガニは安価なため、月収は手取り19万円だった」と、収入面でのギャップに驚いた様子。一方、ブランド蟹漁では禁漁期間が長い代わりに、月収100万円を超えることもあるそうです。 有名な料理研究家の山田花子さんによると、「ベニズワイガニは価格が手頃なため、家庭料理で使いやすい食材。一方で、ズワイガニやタラバガニなどのブランド蟹は、特別な日に楽しむ高級食材としての需要が高い」とのこと。
2泊3日の過酷な漁:ほとんど眠れない日々
漁は2泊3日のサイクルで行われ、漁場への移動中は下っ端の横荒木氏は暇を持て余していたそうですが、漁が始まるとカニ籠を引き揚げるまでほとんど眠れない過酷な作業が続いたといいます。
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陸に戻ると寮で寝泊まりし、船員仲間と食事をすることも多かったそうです。「海の男だからか、皆さんお酒が強かった」と笑います。帰港の翌日には水揚げや船のメンテナンスを行い、その次の日には再び漁に出るというハードスケジュール。悪天候や、お盆を除き、ほぼ休みなしの生活が続いたといいます。1月と2月の禁漁期間のみが、シーズンオフの休息期間となっていたそうです。
蟹漁体験で得たもの:芸人としての成長
過酷な蟹漁体験を通して、横荒木氏は貴重な経験を積んだことでしょう。 「漁師の仕事は想像以上に大変だった」と語る横荒木氏。 厳しい環境で培われた精神力や忍耐力は、今後の芸人活動にも活かされるに違いありません。 食文化評論家の佐藤一郎氏も、「消費者が普段何気なく口にしている食材の裏側には、生産者のたゆまぬ努力がある。横荒木氏の体験は、食の大切さを改めて認識させる貴重な機会となるだろう」と述べています。
まとめ:芸人魂と蟹漁の意外な関係
今回の取材を通して、横荒木氏の芸人としての強い意志と、蟹漁という過酷な世界での挑戦に対する真摯な姿勢が垣間見えました。 今後の彼の活躍に期待が高まります。 jp24h.comでは、引き続き様々な分野で活躍する人々に焦点を当て、読者の皆様に新鮮な情報を提供していきます。