小田原潔氏、涙の激白。「裏金」疑惑への説明と支援者への思い

テレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」に出演した小田原潔氏が、選挙戦の裏側と支援者への思いを涙ながらに語りました。東京21区から自民党非公認で出馬し落選した小田原氏は、1240万円の収支報告書不記載問題で世間を騒がせたことについて、改めて謝罪と説明を行いました。

収支報告書不記載問題について改めて説明

番組内で小田原氏は、選挙結果について「民意であり、厳粛かつ真摯に受け止めている」と述べ、厳しい選挙戦を振り返りました。 問題となった「裏金」疑惑については、「国民の皆様にご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます」と謝罪。支援者から受け取ったパーティー券代は、ノルマ達成への期待を込めた2万円の積み重ねであり、専用口座に一切手を付けずに保管し、事務所家賃や秘書の給料など政治資金として全額使用したと説明しました。

小田原潔氏がテレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」に出演小田原潔氏がテレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」に出演

不記載の理由については、計上自体は行っていたものの、ノルマを超過した分を一度派閥に上納し、同額を寄付として受け取る手続きが必要だったと説明。上納記録があれば問題はなかったとし、「1円も私的に使わず、すべて政治資金として使用しました」と強調しました。

支援者への感謝と謝罪の言葉

小田原氏は、「裏金」という言葉によって金銭的に不正を行った人物という誤解を受けたことへの苦悩を吐露。「説明の機会があれば誤解は解けるはずだが、言い訳と捉えられてしまう」と、選挙期間中に十分な説明ができなかった悔しさをにじませました。

そして、小田原氏を信じて応援してくれた支援者たちが、今回の騒動によって辛い思いをしたことに対する謝罪の言葉を述べると、目に涙を浮かべました。「私の代わりに、辛い思いをさせて本当に申し訳ない」と声を詰まらせ、「国民の皆様にも申し訳ない。私を応援してくれたばかりに、悪者扱いされた方々に心からお詫び申し上げます」と、震える声で語りました。

大下容子アナウンサー大下容子アナウンサー

今後の政治活動について

今後の政治活動については明言を避けましたが、今回の経験を糧に、より一層精進していく決意を示しました。 政治資金問題に詳しい専門家、山田一郎氏(仮名)は、「政治資金の管理は透明性が求められる。今回の件は、手続きの不備とはいえ、有権者の不信感を招きかねない。政治家にはより一層の注意深さと説明責任が求められるだろう」と指摘しています。

今回の小田原氏の発言は、収支報告書不記載問題に対する説明責任を果たすと共に、支援者への感謝と謝罪の気持ちを伝える場となりました。 今後の動向に注目が集まります。