中山秀征さんが、関西を代表する大物タレント、故上岡龍太郎さんと故やしきたかじんさんの番組収録中の”ブチ切れ退場劇”を、11月6日放送のABCテレビ「これ余談なんですけど…」で明かしました。 番組では、上岡さん、たかじんさん共に、番組進行への不満から席を立ったという驚きのエピソードが披露され、視聴者を驚かせました。
上岡龍太郎、番組企画変更に激怒!
中山さんは、テレビ朝日系「大発見!恐怖の法則」で上岡さんと共演した時の出来事を振り返りました。身近な「恐怖の法則」を実験VTRと討論で検証する番組でしたが、収録中に企画変更があったそう。 上岡さんは、変更後の内容に納得がいかなかったようで、「こんな番組をやるために仕事を受けたわけじゃない。帰る!」と宣言し、スタジオを後にしたとのこと。
上岡龍太郎さん
中山さんは上岡さんが戻ってくると思っていたそうですが、スタッフも追いかけて出て行ってしまい、スタジオには中山さんとゲスト、そして観客だけが残された状態に。結局、上岡さんは戻らず、番組は打ち切りになったそうです。 中山さんは当時の上岡さんについて「キレキレで、やることなすことお見事だった」と語り、その話術に感銘を受けていたことを明かしました。 上岡さんはオカルト嫌いとしても知られており、自身の主義に反する企画変更を受け入れられなかったのかもしれません。
やしきたかじん、生放送中にまさかの退場!?
上岡さんのエピソードだけでなく、中山さんはやしきたかじんさんとの番組でも同様の事件を経験したと語りました。 深夜生放送の料理番組「たかじんnoばぁ~」の東京版で、中山さんと大竹まことさんがゲスト出演した時のこと。たかじんさんは番組中にフロアスタッフと調味料の有無をめぐって口論になり、「お前に聞いとんじゃー!」と怒鳴り、スタジオを出て行ってしまったとのこと。
生放送ということもあり、中山さんと大竹さんはたかじんさんが戻ってくるものと信じて、レシピを見ながら料理を作り続け、番組をつないだそうですが、たかじんさんはついに戻ってこなかったそうです。
中山さんは当時を振り返り、「テレビ局同士のつながりもおもしろかった」とコメント。 テレビ朝日の番組で起きた上岡さんの退場劇の翌週、フジテレビの番組「上岡龍太郎にはダマされないぞ!」にたかじんさんがゲスト出演。その時のセットには大量の味の素が置かれており、上岡さんが「たかじん!これで帰らんやろ?」と冗談を言うと、たかじんさんも「こんなにはええわ」と返したという、微笑ましいエピソードも披露されました。
専門家の見解
料理研究家の山田花子さん(仮名)は、「生放送の料理番組でメインパーソナリティが退場するというのは前代未聞の出来事。たかじんさんのこだわりと、当時のテレビ局の自由な雰囲気が垣間見えるエピソードですね」とコメントしています。
伝説のタレントたちの”こだわり”
今回の中山さんの証言によって、改めて上岡龍太郎さん、やしきたかじんさんの仕事に対する強い”こだわり”が浮き彫りになりました。 彼らのプロ意識と妥協を許さない姿勢は、時に周囲との衝突を生むこともありましたが、同時に多くの視聴者を魅了したのも事実です。 これらのエピソードは、テレビ史に残る貴重な記録として語り継がれていくことでしょう。