韓国語講師として活躍していた日本人インフルエンサー、サットン(本名:ヤマニシサトミ)さんが、タイで交通事故に遭い、帰らぬ人となった。SNSを通じて多くのファンに韓国語や文化の魅力を伝えてきたサットンさんの突然の訃報に、悲しみが広がっている。
韓国で8年生活、韓国語講師として活躍
1994年生まれのサットンさんは、韓国に8年間暮らし、その経験を活かしてSNSで韓国語講師として活動していた。インスタグラムのフォロワーは27万人にものぼり、TikTokでも多くのファンに支持されていた。
親しみやすい人柄と韓国文化の情報発信で人気に
サットンさんは「アンノ~ン(アンニョン)」という明るい挨拶で動画を始めるなど、親しみやすい人柄で人気を集めていた。飲食店で韓国語で注文する方法や、日本で手に入る食材でキムチチゲを作る方法など、日常生活で役立つ韓国語や韓国文化に関する情報を発信していた。
alt サットンさんが韓国料理を紹介している様子
先月タイでバイク事故、意識不明の状態が続く
サットンさんは先月初め、タイ・バンコクでバイク事故に遭い、意識不明の重体となっていた。弟は先月8日にSNSでこの事実を公表し、回復を祈る声が寄せられていた。
10月31日に永眠、弟がSNSで報告
懸命の治療もむなしく、サットンさんは10月31日午前0時6分、息を引き取った。享年29歳。弟が今月4日、サットンさんの公式インスタグラムで訃報を伝えた。
alt サットンさんのSNS投稿
多くのファンから追悼の声
突然の訃報に、SNS上では多くのファンから追悼のコメントが寄せられている。「いつも明るいサットンさんの動画が好きだった」「韓国語を学ぶきっかけをくれた大切な人だった」など、その早すぎる死を悼む声が後を絶たない。
韓国語教育界への貢献と惜しまれる才能
サットンさんは、SNSを通じて多くの人々に韓国語や韓国文化の魅力を伝え、日韓の文化交流に貢献した。その若くして逝ってしまった才能は惜しまれ、彼女の明るい笑顔と「アンノ~ン」という挨拶は、ファンの心にいつまでも残り続けるだろう。