「踊る大捜査線」シリーズ最新作『室井慎次 敗れざる者』が公開され、大きな話題を呼んでいます。12年ぶりの復活となった本作で、再び森下孝治役を演じた遠山俊也さんに、撮影秘話や「踊る」シリーズへの思いを伺いました。
ネット記事で知った出演決定！？変わらぬ森下への想い
遠山さんは、今回の出演決定をなんとネット記事で知ったとのこと！その後、正式なオファーを受け、喜びと驚きが入り混じった心境だったそうです。「本当にやるの!?」という思いと「やっぱり来たか」という思い、両方があったと語っています。長年演じてきた森下という役は、遠山さんの心の奥底にしっかりと根付いていたようです。
森下孝治役の遠山俊也
想像を超えるストーリー展開と静かな感動
しかし、台本を読んで驚愕したと遠山さん。管理官時代の室井さんを想像していたところに、それをはるかに超える unexpected なストーリーが展開されていたのです。「さすが『踊る』制作陣！」と感嘆の声を漏らしていました。
これまでの「踊る」シリーズは、登場人物全員が活き活きと躍動する群像劇という印象が強かったと遠山さん。しかし、今作では室井さんとその里子のタカ、そして森下の3人による非常に静かなシーンが中心となっていました。この意外な展開に、「こんな形で『踊る』に出ていいの!?」と驚きながらも、新鮮な感動を覚えたそうです。
室井慎次との再会！秋田県人会の絆
そんな静かなシーンの中心にいるのは、もちろん室井慎次を演じる柳葉敏郎さん。遠山さんのクランクインは秋田県の刑務所でのロケだったのですが、到着するなり柳葉さんとバッタリ遭遇。「お久しぶりです」もそこそこに、「秋田県人会、やるぞ」と声をかけられたそうです。27年前、ドラマ第4話で森下が秋田出身だと知った室井さんが「いつか一緒にきりたんぽ鍋を食べよう」と誘ったやりとりが、今作でまさかの復活！柳葉さんの粋な計らいに、遠山さんは一気に室井さんの世界へと引き込まれたと語っています。
室井慎次役の柳葉敏郎
静と動の融合、新たな「踊る」の魅力
今回の『室井慎次 敗れざる者』は、これまでのシリーズとは異なる静かな感動が魅力の一つ。しかし、室井さんがいるだけで、そこは紛れもなく「踊る」の現場。緊張感は凄まじかったと遠山さんは振り返ります。
これまでの「動」の「踊る」と、今作の「静」の「踊る」。その融合が、新たな魅力を生み出していると言えるでしょう。「踊る大捜査線」シリーズは、常に進化を続け、私たちを魅了し続けてくれます。
青島ら湾岸署メンバーの活躍を振り返る
「踊る大捜査線」といえば、湾岸署の個性豊かなメンバーたちの活躍が欠かせません。青島俊作をはじめとする刑事たちの熱き奮闘は、今も多くのファンに愛されています。
湾岸署メンバー
遠山俊也さんのインタビューからは、最新作への深い愛情と、「踊る」シリーズへの変わらぬ情熱が伝わってきました。今後の展開にも期待が高まります。
