K-POP界を席巻するガールズグループNewJeansが、音楽番組でのパフォーマンス中にiPhoneを使用し、物議を醸しています。彼女たちの行動は、広告を想起させるものだったのか。韓国放送通信審議委員会の判断、そして今後の波及効果について掘り下げていきます。
iPhoneを使ったパフォーマンス、広告と捉えられた背景
2023年7月30日に放送された音楽番組「SBS-TV 人気歌謡」で、NewJeansは楽曲「ETA」のパフォーマンス終盤に、メンバー同士でiPhoneを使って互いの顔を撮影するシーンを披露しました。約20秒間にわたるこのパフォーマンスが、特定の携帯電話の広告を彷彿させると視聴者から苦情が寄せられ、過剰な間接広告であるとの指摘を受けました。
NewJeansが音楽番組でiPhoneを使ってパフォーマンスをする様子
韓国放送通信審議委員会の判断と今後の影響
韓国放送通信審議委員会は、この件について審議を重ね、最終的にNewJeans側に「注意」処分を下しました。法定制裁の中では軽い処分ではありますが、再発防止を促す意味合いが込められています。
放送諮問特別委員会では「問題なし」との意見が大勢を占めた一方で、審議委員会はより厳しい制裁を求める意見でまとまりました。最終的に「注意」処分となった背景には、NewJeans側が再発防止を約束したことが考慮されたとされています。
迅速な審議体制の必要性
リュ・ヒリム委員長は、今回の審議について、制裁そのものよりも再発防止への効果を重視する姿勢を示しました。同時に、審議に1年以上を要した点を問題視し、迅速な審議体制の構築を求めました。 今後のK-POP界における商品露出や広告との境界線、そして審議のスピード感に注目が集まります。
まとめ:エンターテイメントと広告の境界線
今回のNewJeansの事例は、K-POP界におけるエンターテイメントと広告の境界線を改めて問うものとなりました。 今後、アーティストのパフォーマンスや活動において、商品やブランドの露出がどのように扱われるのか、注目が集まるところです。