国民民主党は14日、特別国会閉会を受けて両院議員総会を開催しました。衆院選で議席を4倍増したものの、玉木雄一郎代表の不倫報道が影を落とす中、党内には緊張感が漂っていました。
議席増も不倫報道で揺れる国民民主党
国民民主党の玉木雄一郎代表
衆院選で議席を7議席から28議席へと大幅に増やし、躍進した国民民主党。しかし、特別国会召集日に発覚した玉木代表の不倫報道により、党内は大きく揺れています。今回の両院議員総会は、まさにその渦中での開催となりました。
舟山議員、出席議員に緊張感求める
総会冒頭、舟山康江参院議員(両院議員総会長)は、「忘れた、とか、遅れた、とか、そういうことがないように。緊張感をもってお願いします」と出席議員に釘を刺しました。一部ベテラン議員からは「ふざけるな!」と怒りの声が上がるなど、ピリピリムードが漂っていました。
玉木代表、政策実現へ向け協議開始を強調
玉木代表はあいさつの中で、「特別国会は終了しましたが、我々が主張してきた手取りを増やす経済政策、103万円の壁の引き上げなどを求める税制改正の協議が、今日から始まります」と述べ、今後の政策実現に向けた協議開始を強調しました。
補正予算編成にも言及、重要な時期に
さらに、「補正予算編成にも関わる経済対策についても同時に協議が進んでいます」と指摘。党の重要政策の実現に向けた協議が佳境に入る重要な時期であることを改めて強調しました。
臨時国会へ向け、一丸となるよう呼びかけ
玉木代表は、「国会は閉会しましたが、臨時国会は今月後半に開かれます。緊張感を持って、政策に期待をいただいた多くの方々の声に応えられるよう、皆さんの思いを一つにして交渉に当たる先輩方の交渉を応援いただきたい」と呼びかけました。
政策理解の深化、一丸となって取り組む姿勢を訴え
また、「なぜ(年収の壁を)引き上げるのか、訴えているのかを、改めて理解を深める機会にしてほしい。一丸となって政策実現に取り組む重要な時期になります。頑張っていきましょう」と述べ、党内の一致団結を訴えました。なお、報道陣に公開された冒頭のあいさつでは、玉木代表から自身の不倫問題に関する言及はありませんでした。