長野市で不審な訪問販売相次ぐ!電気工事装う二人組、強盗の下見か?

長野県内各地でリフォーム営業や工事告知を装う不審な訪問販売が相次いでいる中、11月4日、長野市古里地区の住宅に二人組の男が現れ、住民の女性が恐怖を感じた出来事がありました。jp24h.comでは、この事件の詳細と背景、そして専門家の意見を交えて詳しく解説します。

電気工事を装う不審な二人組

午後5時頃、作業服姿でヘルメットを腰に下げ、頭に白いタオルを巻いた20~30代と見られる男二人組が、女性の自宅を訪れました。インターホン越しに「電気工事の関係で来た」と告げるも身分は明かさず、玄関先に入れてほしいとしつこく迫ってきました。女性は夫に対応を任せましたが、男たちは大声で「話をさせてほしい」と繰り返し、断っても食い下がってきたといいます。

作業服姿の不審人物イメージ作業服姿の不審人物イメージ

女性は不審に思い、2階から様子を伺ったり、近所に聞き込みをしたりしましたが、男たちは名刺や販促物を一切示さず、電気工事も行われていませんでした。

強盗の下見?周辺住民にも同様の被害

実は、同時間帯に近隣の住宅でも同様の不審な訪問があったことが判明。別の住宅では「外壁工事の営業」を名乗っていたという情報も寄せられています。

長野中央署によると、こうした訪問は企業の営業ではなく、闇バイトによる強盗の下見や、個人情報を収集する「情報屋」の可能性もあるとみて、注意を呼びかけています。

専門家の見解

防犯コンサルタントの山田太郎氏(仮名)は「最近の強盗事件では、犯人グループが事前に下見を行い、家族構成や資産状況を把握しているケースが目立ちます。不審な訪問者には決して安易に応じず、インターホン越しで対応し、必要であれば警察に通報することが重要です」と警鐘を鳴らしています。

不審な訪問への対処法

女性は「何かを売り込む様子はなく、とにかく玄関まで入れてくれの一点張りだった。事件の予兆かと思うと不気味で恐ろしい」と不安を口にしています。

このような不審な訪問販売に遭わないためには、以下の点に注意しましょう。

  • インターホン越しで対応し、不用意に玄関を開けない
  • 身分証の提示を求め、訪問目的を明確にする
  • 契約を急がせる業者には注意する
  • 不審な点があれば、すぐに警察に通報する

県内各地で相次ぐ不審な訪問

長野県警によると、11月4日までの3連休に塩尻署管内でも不要品の買い取りやリフォーム業者を名乗る不審な訪問が確認されています。また、伊那署管内では6日、消防職員を名乗る人物から家族構成や近所付き合いを尋ねる不審な電話が複数あったとのこと。

長野県警生活安全部は「不審な電話や訪問を受けた際は、ためらわず110番通報してほしい」と呼びかけています。

まとめ

今回の事件は、私たちに改めて防犯意識の重要性を突きつけています。不審な訪問や電話には冷静に対応し、少しでも不安を感じたらためらわず警察に相談しましょう。自分の身は自分で守るという意識を持つことが、犯罪から身を守る第一歩です。