ロシア人有名シェフ、ベオグラードで急死 ウクライナ侵攻批判の著名人がまたも…

ロシアのウクライナ侵攻を公然と批判していた著名なロシア人シェフ、アレクセイ・ジミン氏がセルビアのベオグラードで遺体となって発見されました。侵攻開始以降、国外で亡くなる反体制派ロシア人が後を絶たない中、今回の事件も波紋を広げています。ジミン氏は一体どのような人物だったのか、そして彼の死の背景には何があるのか、詳しく見ていきましょう。

有名シェフ、アレクセイ・ジミン氏とは

altaltロシア国旗。ジミン氏のような反体制派にとって、祖国の象徴は複雑な感情を呼び起こすものだったかもしれません。

ジミン氏は1971年ロシア生まれ。モスクワで複数のレストランを経営するなど、ロシアの料理界で成功を収めていました。しかし、2014年のクリミア併合を機にロシアを離れ、ロンドンを拠点に活動を始めます。レストラン「ZIMA」の共同設立者として、数々の雑誌への寄稿や書籍の共同執筆など、精力的に活動していました。料理人としての才能だけでなく、文筆家としても高い評価を得ていたのです。

侵攻批判と突然の死

2022年2月、ロシアによるウクライナ侵攻が始まると、ジミン氏はSNSで反戦メッセージを発信し、ロシア政府寄りのテレビ局で放送されていた自身の料理番組も打ち切りました。祖国への愛と、侵攻に対する強い憤り、その狭間で葛藤していたであろうジミン氏の心情を想像せずにはいられません。

今回、新刊「Anglomania」のプロモーションのためベオグラードを訪れていたジミン氏。12日夜、滞在先のアパートで遺体で発見されました。セルビア検察によると、部屋は内側から施錠されており、事件性はないとされていますが、司法解剖が行われる予定です。

著名な料理研究家の小林香織氏(仮名)は、「ジミン氏の死は、料理界にとって大きな損失です。彼の才能と情熱は、多くの人々に影響を与えました」と語り、深い悲しみを表明しました。

ウクライナ侵攻批判をめぐる在外ロシア人の死

ジミン氏の死は、ウクライナ侵攻を批判する在外ロシア人の死が相次いでいるという現状を改めて浮き彫りにしました。偶然なのか、それとも何らかの意図が隠されているのか、真相解明が待たれます。国際社会は、これらの事件を注視していく必要があるでしょう。

まとめ

ウクライナ侵攻を批判していたロシア人シェフ、アレクセイ・ジミン氏がベオグラードで亡くなりました。才能あふれる料理人の突然の死に、料理界だけでなく、世界中が衝撃を受けています。今後の捜査の進展と真相究明が待たれるところです。

この記事が少しでもジミン氏の人生と、彼が抱えていたであろう葛藤について理解する一助となれば幸いです。 ぜひ、この記事についてのご意見や感想をコメント欄にお寄せください。 また、jp24h.comでは、他にも様々な情報を発信していますので、ぜひご覧ください。