【岡江久美子さんの娘・大和田美帆が語る】母と『はなまるマーケット』と家族の温かい食卓

岡江久美子さんが17年半もの間、司会を務めた国民的番組『はなまるマーケット』。その裏側には、家族への愛情と、毎日の食卓を大切にする温かい姿がありました。今回は、娘である大和田美帆さんが語る、岡江さんと『はなまるマーケット』、そして家族の物語に迫ります。

多忙な日々の中でも「疲れた」と言わなかった母

大和田美帆さんが中学生の頃、『はなまるマーケット』がスタートしました。毎朝5時に起床し、家族の朝食とお弁当作りをこなしてからスタジオへ向かうというハードスケジュール。それでも、岡江さんは「疲れた」と言ったことはなかったそうです。

岡江久美子さんの写真岡江久美子さんの写真

当初は1年程度の放送予定だった『はなまるマーケット』が、17年半もの長寿番組となった背景には、岡江さんの好奇心旺盛な性格と、番組で得た知識をすぐに実践する行動力があったと大和田さんは語ります。番組で紹介された豆腐をその日の夕食に早速取り入れるなど、毎日の食卓は『はなまるマーケット』の影響を大きく受けていたようです。

『はなまるマーケット』で学んだ母の料理の知恵

岡江さんは、「はなまるレシピ」というファイルを作成し、気に入ったレシピを繰り返し作って家族に振る舞っていたそう。食材の冷凍方法や収納術など、番組で得た家事の知恵は、主婦としての岡江さんの生活にも役立っていました。大和田さん自身も、母の料理の腕前向上のおかげで、美味しい食事を楽しむことができたと振り返ります。

飾らない自然体の姿が愛された理由

大和田さんは何度か『はなまるマーケット』の現場を訪れた経験があり、その度に母の仕事ぶりへの尊敬の念を深めたといいます。料理研究家の先生に率直な感想を伝えたり、主婦目線で商品を評価したりするなど、飾らない自然体の岡江さんの姿は、視聴者から愛される大きな理由の一つだったのでしょう。

はなまるマーケット最終回の打ち上げの様子はなまるマーケット最終回の打ち上げの様子

スーパーの特売情報をチェックするなど、日常生活でも堅実な主婦だった岡江さん。「どんなお母さんでしたか?」と聞かれたら、「『はなまる』のままです」と答えるという大和田さんの言葉からも、岡江さんの飾らない人柄が伺えます。

岡江久美子さんの温かさが伝わるエピソード

大和田さんの語るエピソードからは、岡江さんの温かい人柄と家族への愛情が伝わってきます。『はなまるマーケット』は、単なる料理番組ではなく、岡江さんの人生そのものを映し出す鏡のような存在だったのかもしれません。