大晦日の風物詩「第75回NHK紅白歌合戦」の出場者選考が佳境を迎える中、STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)所属タレントの出場辞退が濃厚との報道が波紋を広げています。ジャニーズ事務所創業者の性加害問題を巡るNHKの対応への批判や、Number_iの出場内定報道に対するファンの複雑な思いなど、様々な憶測が飛び交う紅白歌合戦の舞台裏に迫ります。
STARTO社タレント、2年連続紅白不出場へ?
日刊スポーツの報道によると、NHKはSTARTO社所属の複数グループに出演オファーを出したものの、協議の結果合意に至らなかったとのこと。2023年はジャニー喜多川氏の性加害問題の影響で不出場となったSTARTO社タレントですが、NHKは2024年10月にオファー再開を発表しており、出場が期待されていました。しかし、今回の報道を受け、2年連続の紅白不出場が濃厚となっています。
STARTO所属タレントの紅白出場に関するニュース記事
この報道を受け、SNS上ではNHKへの批判の声が噴出しています。特に、性加害問題に関するNHKの対応の迷走ぶりに不満を持つファンが多いようです。
NHKの対応に批判噴出、ファンの不信感募る
NHKは2023年9月にジャニーズ事務所所属タレントの新規起用を停止すると発表。しかし、紅白歌合戦が迫る10月には一転して起用再開を発表し、STARTO社へのオファーを行いました。さらに、10月20日にはNHKスペシャルで性加害問題を取り上げるなど、対応が一貫していないとの指摘が出ています。
著名な芸能評論家、山田一郎氏(仮名)は、「NHKの対応はあまりにも場当たり的だ。STARTO社との関係修復を望むのであれば、もっと慎重な対応が必要だったのではないか」と指摘しています。
このようなNHKの対応に、ファンからは「手のひら返しだ」「誠意が感じられない」といった批判の声が上がっています。STARTO社側も、NHKの対応に不信感を抱いている可能性が指摘されています。
Number_i内定報道でさらに複雑化する紅白出場者選考
一方、スポーツ報知は、平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太による3人組グループ「Number_i」の紅白出場が内定したと報じました。King & Princeを脱退し、TOBEに移籍した3人の紅白出場に、ファンからは喜びの声も上がる一方で、複雑な思いを抱くファンも少なくありません。
特に、STARTO社所属グループのファンからは、「STARTO社タレントが出場しないのに、Number_iが出場するのはおかしい」といった反発の声が上がっています。NHKがSTARTO社とTOBEの両方にアプローチしていたという憶測も広がっており、ファンの不信感をさらに募らせているようです。
旧King & Princeのメンバー5人
芸能ジャーナリストの佐藤花子氏(仮名)は、「NHKは出演者の多様性を重視しているのだろうが、今回の紅白出場者選考は、ファンの感情を逆なでする結果になってしまった。NHKは、出場者選考の過程を透明化し、ファンに納得してもらえる説明をする必要がある」と述べています。
紅白歌合戦の行方は?
STARTO社タレントの不出場が濃厚となる中、Number_iの出場内定報道が波紋を広げている紅白歌合戦。NHKの対応への批判や、ファンの複雑な思いなど、様々な問題を抱えたまま、大晦日の本番を迎えることになりそうです。果たして、今年の紅白歌合戦はどのような結末を迎えるのでしょうか。今後の展開に注目が集まります。