【アラ還パパの子育て奮闘記】7歳息子のオルタナティブスクール進学で気づいた日本の教育

55歳で初めて父親になった留岡一美さん(62歳)。7歳になる長男の育児に奮闘する日々を送っています。今回は、長男がオルタナティブスクールに進学した経緯や、その背景にある留岡さんの教育に対する熱い想いを伺いました。

ソニー時代、海外勤務で感じた日本教育への疑問

留岡さんは、ソニー社員時代に海外勤務を経験。多様な文化に触れる中で、日本の教育システムに疑問を抱くようになったといいます。

「外国人との議論を通して、日本人は真面目で言われたことをきちんとこなす一方、『問いを立てる力』が不足していると感じました。変化の激しい現代社会を生き抜くためには、自ら課題を発見し、解決策を探る能力が不可欠です。」

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オルタナティブスクールとの出会い

そんな留岡さんが出会ったのが、オルタナティブスクール。従来の教育とは異なる独自のカリキュラムや少数制教育に魅力を感じたといいます。

「少人数制で主体性を育む教育こそ、これからの時代に必要だと感じました。オルタナティブスクールに見学に行った際、全校生徒50人程度が車座になって話し合う姿や、1日の終わりに15分の振り返り時間『リフレクションタイム』を設けていることに感銘を受けました。」

探究学習や原体験重視のカリキュラム

長男が通うオルタナティブスクールでは、「探究学習」や「山登り」といった原体験を重視したプログラムが豊富に用意されているそうです。

「自ら問いを立て、答えを探す探究学習や、自然の中で様々な体験をすることで、子どもたちは豊かな感性と問題解決能力を育むことができます。まさに、私が理想とする教育環境です。」

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未来を担う子供たちへ

教育評論家の佐藤先生(仮名)は、「これからの時代は、知識を詰め込むだけでなく、自ら学び、考える力を育むことが重要です。オルタナティブスクールのような、個性を尊重し、主体的な学びを促進する教育機関の存在は、ますます重要になってくるでしょう」と述べています。

留岡さんのような、子どもたちの未来を見据えた教育への取り組みは、多くの親にとって共感できる部分が多いのではないでしょうか。

アラ還パパの挑戦は続く

留岡さんの子育ては、まだまだ続きます。年齢を重ねてからの子育てには、体力的な負担や経済的な不安もあるでしょう。しかし、留岡さんは「子どもと一緒に成長できる喜びは何物にも代えがたい」と語ります。

アラ還パパの挑戦は、これからも続きます。