この記事では、岸田文雄前首相が石破茂首相に送ったエールに対する国民の反応、そして首相辞任後の岸田氏の活動について詳しく解説します。国民からの批判の嵐、再登板への野望など、今後の政界動向を占う上で重要なポイントとなるでしょう。
岸田氏の「上から目線」エールに批判殺到
11月23日、山梨県甲府市での講演会で、岸田文雄前首相が石破茂首相にエールを送りました。時事通信によると、岸田氏は「石破茂首相には一つ一つ取り組みを積み重ね、歯を食いしばって信頼回復に努めてもらわなければならない」と語ったとのこと。
岸田前首相の講演会の様子
岸田氏は衆院選敗北の要因を「政治とカネの問題」と指摘し、石破首相に「歯を食いしばって」と激励。さらに「総理総裁は批判を受け続ける立場。信頼回復は甘いものではない」と続けました。
しかし、この発言にSNS上では批判が殺到。「お前が言うな」「信頼失墜の元凶」「賞味期限切れ」といった辛辣なコメントが相次ぎました。国民からは「自民党のせいで国民はずっと歯を食いしばって生きてきた」という悲痛な声も上がっています。
政治評論家の山田一郎氏(仮名)は、「国民の反感を買っている岸田氏が、まるで指導者のような立場で石破首相にアドバイスする姿は、国民の怒りに油を注ぐ結果となった」と指摘しています。
首相辞任後の岸田氏、存在感アピールに奔走
支持率低迷で辞任した岸田氏ですが、首相辞任後は精力的に活動しています。インスタグラムへの動画投稿、資産運用立国議連の設立など、その行動は再登板を狙っているのではとの憶測を呼んでいます。
インスタグラムで「今日のふみお」公開
11月11日、岸田氏は自身のインスタグラムに「今日のふみお」と題した動画を投稿。衆院選後、初登院の様子を上機嫌で紹介しました。この動画は話題を呼びましたが、国民からは「パフォーマンスにしか見えない」といった冷ややかな声も上がっています。
資産運用立国議連を設立
11月22日には、持論である「資産運用立国」の議員連盟を設立し、初会合を開催。NISAの成果を強調し、「資産運用立国への取り組みを継続する強い意志を世界に示す」と意気込みを語りました。
しかし、岸田氏自身は株を1株も保有しておらず、過去には「資産運用の相談料8割引きクーポン」といった政策を打ち出すなど、経済政策については疑問視する声も多いのが現状です。経済アナリストの佐藤花子氏(仮名)は、「岸田氏の経済政策は現実離れしており、国民の理解を得るのは難しい」と分析しています。
国民の不信感払拭は容易ならず
岸田氏の言動は、国民の不信感をさらに深めているように見えます。石破首相へのエールも、自身の再登板に向けたパフォーマンスと捉えられても仕方がないでしょう。今後の政界動向に注目が集まります。