TOBE旋風吹き荒れるも…育成システムに潜む課題とは?CLASS SEVEN誕生の裏で消えたグループDeePalsの謎

TOBE旋風を巻き起こす滝沢秀明氏。次々と新グループを誕生させる手腕は流石と言えるでしょう。紅白出場を決めたNumber_i、FNS歌謡祭に出演するIMP.と、年末の大型音楽番組を賑わせる彼らの活躍は目覚ましいものです。しかし、その華やかな舞台の裏では、若手育成システムに懸念の声も上がっているようです。今回は、新たに誕生したCLASS SEVENと、ひっそりと姿を消したDeePalsの謎に迫りながら、TOBEの育成戦略の光と影を探っていきます。

CLASS SEVEN誕生!期待高まる7人の原石

11月11日、TOBEから新たなグループCLASS SEVENが誕生しました。平均年齢10代というフレッシュな7人組。メンバーは大東立樹(19)、髙野秀侑(15)、高田憐(15)、近藤大海(18)、横田大雅(14)、星慧音(14)、中澤漣(15)。公式ファンクラブも開設され、今後の活躍に期待が高まります。

CLASS SEVENのメンバーCLASS SEVENのメンバー

DeePalsはどこへ?わずか5ヶ月で消滅の謎

CLASS SEVENの誕生の裏で、あるグループが静かに姿を消しました。それは、今年6月に結成が発表された6人組グループ、DeePals。実は、CLASS SEVENのメンバーのうち大東立樹を除く6人がDeePalsのメンバーでした。新グループの発表と同時に、TOBE公式サイトからDeePalsの情報は削除され、わずか5ヶ月で事実上の消滅となってしまったのです。

DeePalsは当初「TRAINEE(研修生)」という位置づけでしたが、CLASS SEVENではその表記が消え、デビューともとれる状況。しかし、前身グループの存在がほとんど認知されないまま消滅してしまったことは、今後のグループ育成において疑問符を残します。

TOBEの育成戦略:音楽活動重視の功罪

TOBEは、音楽イベントやフェスへの出演など、アーティストとしての活動を重視しているように見受けられます。パフォーマンス力の向上に主眼を置く戦略は理解できますが、テレビ出演が少ないため、新規ファン獲得の機会が限られるという課題も抱えています。

旧ジャニーズ事務所では、『8時だJ』や『ザ少年倶楽部』といったジュニア向けの番組、そして先輩グループの番組へのバーター出演など、テレビを主軸に活動することで知名度を上げてきました。芸能評論家の山田一郎氏(仮名)は、「テレビ出演は、幅広い層へのアピールに不可欠」と指摘し、TOBEの戦略に警鐘を鳴らしています。

滝沢秀明氏滝沢秀明氏

Number_i、IMP.の成功例と未来への課題

Number_iやIMP.は、既に一定の知名度を獲得していたメンバーで構成されているため、TOBE移籍後も順調に活動を展開できています。しかし、研修生からスタートするグループは、ゼロからの知名度獲得という難題に直面することになります。

音楽活動中心の現行戦略では、旧ジャニーズ事務所とは異なる育成方法が必要不可欠となるでしょう。今後のTOBEの育成戦略が、CLASS SEVENをはじめとする若手グループの未来を大きく左右すると言えるでしょう。

まとめ:CLASS SEVEN、未来への航海

CLASS SEVENの誕生は、TOBEの未来への挑戦と言えるでしょう。しかし、DeePalsの消滅は、その育成システムに課題があることを示唆しています。音楽活動重視の戦略のメリット・デメリットを冷静に見極め、新たなファン獲得の道を模索していくことが、TOBEの未来を切り開く鍵となるはずです。