NHK朝の連続テレビ小説『おむすび』で橋本環奈さん演じるヒロイン・結の言動が物議を醸しています。視聴者からは共感の声も上がる一方で、あの問題作『ちむどんどん』のヒロイン・暢子と重ね合わせる声も少なくありません。今回は、結の言動に対する様々な意見と、今後の展開について考察します。
ヒロイン・結の「デリカシーのなさ」が話題に
11月26日放送の第42話で、結はクラスメートの沙智(山本舞香さん)に陸上をやめた理由を尋ねます。沙智は過去に五輪候補だったものの、何らかの理由で陸上を断念した様子。結の唐突な質問に沙智は怒って立ち去ってしまいます。さらに、結はプロ野球選手の恋人・翔也(佐野勇斗さん)の食事相談を受け、栄養士を目指す沙智に協力を依頼しますが、「マジなめとん?ホンマ、ムカつく」と拒絶されてしまいます。
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この結の言動に対し、SNS上では様々な意見が飛び交っています。「空気を読めない」「無神経すぎる」といった批判的な声がある一方、「若さゆえの失敗」「素直な性格」と擁護する声も。視聴者の反応は大きく二分されているようです。
「ちむどんどん」の悪夢再び?視聴者の不安の声
結の言動が物議を醸す中、一部の視聴者からは2022年前期に放送された『ちむどんどん』のヒロイン・暢子(黒島結菜さん)と重ね合わせる声も上がっています。暢子は、自己中心的で周囲への配慮に欠ける言動から、多くの批判を浴びました。
結と暢子、二人の共通点は「他力本願」で「空気を読めない」ところ。自分の言動を省みず、周囲に迷惑をかけてしまう点も似ています。こうした類似点から、一部の視聴者は『おむすび』が『ちむどんどん』の二の舞になるのではないかと危惧しているようです。
専門家の見解は?
料理研究家のA氏(仮名)は、「結の行動は、確かに配慮に欠ける部分もある。しかし、彼女はまだ若く、成長過程にある。失敗から学び、周囲との関係を築いていく中で、人間的に成長していく姿を描いているのではないか」と分析しています。
今後の展開に期待!
第8週では、舞台が神戸に移り、結が栄養士を目指す新たな展開が始まりました。平均視聴率も回復傾向にあり、今後の物語に期待が高まります。結が自身の言動を反省し、成長していく姿が描かれるのか、今後の展開に注目が集まります。
「食」をテーマにした心温まる物語としてスタートした『おむすび』。結が周囲の人々との関わりを通してどのように成長していくのか、温かく見守りたいですね。