Yoshifumi Takemoto
[東京 27日 ロイター] – 国民民主党の玉木雄一郎代表は27日、首相官邸で石破茂首相と面会し、原発の新増設など同党が掲げるエネルギー政策を取り入れるよう申し入れた。
面会後、玉木氏は記者団の取材に応じ、政府が年内に策定する次期エネルギー基本計画に原発の建て替えと新増設を盛り込むよう求めたことを明らかにした。
玉木氏は、再生エネルギーと原子力という対立ではなく、安価な電力供給のため、あらゆる電源を活用することが重要とし、石破首相とも認識が一致したと述べた。
玉木氏は同日、都内での講演で、日立製作所など国内原発メーカーで新増設経験者が減っており、技術継承のためにも必要だなどと強調した。2度の石油ショックを経験した1970年代と比べても日本の中東エネルギー依存度は高くなっており、脆弱な供給体制の解消が必要とも話した。