日本の地方都市、伊東の静かな街並みに突如現れる要塞のような大邸宅。地元住民の間では「謎のロシア人」の別荘と噂されてきましたが、その正体はプーチン政権を支える世界的な大富豪、オレグ・デリパスカ氏であることが判明しました。jp24h.comがその驚きの実態に迫ります。
伊東の住民を驚かせる謎の大邸宅
静岡県伊東市富戸地区。観光地から少し離れた静かな住宅街に、周囲と全く異なる雰囲気を放つ巨大な邸宅が存在します。全長300メートルにも及ぶ高い生け垣、多数の監視カメラ、そして背後には切り立った崖。まるで要塞のようなその姿は、地元住民の間で長年謎とされてきました。「謎のロシア人」が所有しているという噂だけが囁かれ、その実態はベールに包まれていました。
alt 静岡県伊東市富戸地区の住宅街に佇む要塞のような大邸宅。高い生け垣と多数の監視カメラが設置され、物々しい雰囲気を醸し出している。
住民の話によると、この邸宅が建てられたのは約10年前。時折、謎のロシア人が訪れ、大型発電機の騒音で近隣住民を悩ませることもあったそうです。今年10月には、地元の祭りでロシア人美女の姿が目撃されました。片言の日本語で「富豪の関係者」と名乗っていたという証言もあり、その存在はますます謎めいていました。
デリパスカ氏、世界屈指の「アルミ王」
登記簿の調査と、邸宅で働いた経験のある家政婦への取材により、この謎のロシア人の正体が明らかになりました。それは、ロシアのオリガルヒ、オレグ・デリパスカ氏。世界有数のアルミ会社を設立した「アルミ王」として知られ、フォーブス誌の世界富豪ランキングで9位にランクインしたこともある人物です。
alt ロシアのオリガルヒ、オレグ・デリパスカ氏。世界的なアルミ王として知られ、プーチン政権との繋がりも深い。
オリガルヒとは、ソ連崩壊後の混乱期に巨万の富を築いた新興財閥のこと。石油、天然ガス、金融、メディアなど幅広い分野で影響力を持つ彼らは、プーチン政権との強い繋がりを持つとされています。デリパスカ氏もその一人であり、ロシア外相のパトロンとも言われ、プーチン大統領との親密な関係も知られています。
デリパスカ氏はウクライナ侵攻以前から欧米の経済制裁を受けており、資産凍結などの措置が取られています。しかし、日本の別荘は無事なようで、今年8月には来日し、NHKのインタビューにも応じていました。
謎に包まれた伊東の別荘、その実態とは?
デリパスカ氏の伊東の別荘は、地下1階地上2階建て、延べ床面積は約420平方メートル。地元住民の話や登記簿の情報から、その巨大さと豪華さが伺えます。一体どのような生活が送られているのでしょうか?
jp24h.comでは、引き続きこの謎に満ちた別荘の実態を調査し、続報をお届けします。乞うご期待!