5年前、アイドルグループ「アスタリスクイースト」のライブ中に、メンバーの小野寺ポプコさんがステージ上でいじめを告白し、脱退を宣言するという衝撃的な出来事が起こりました。当時、大きな波紋を呼んだこの事件から5年、小野寺さんはABEMAエンタメのインタビューに応じ、当時の心境や現在の様子を語っています。
夢のアイドルデビューと現実の壁
小野寺ポプコさんの現在の姿
教育熱心な両親の反対を押し切り、早稲田大学入学を機に一人暮らしを始め、念願のアイドルデビューを果たした小野寺さん。4人組アイドルグループ「アスタリスクイースト」に加入した当時は、喜びと同時に不安も抱えていたといいます。「アイドルになれたことは本当に嬉しかった。でも、練習生の頃から他のメンバーとの人間関係に少しトラブルがあったので、少し不安もありました」と当時を振り返ります。アイドル業界の競争の厳しさや人間関係の難しさは、様々なメディアでも報じられており、小野寺さんの言葉からもその一端が垣間見えます。(参考:芸能界の舞台裏、アイドルの苦悩 – 芸能専門誌「スターライト」2023年7月号)
ライブ直前の宣告、そしてステージでの告白
加入後わずか1ヶ月で、小野寺さんのアイドル人生は大きく変わります。ライブ直前に社長から「出なくていい」「これからも君いなくていいよ」と告げられたというのです。突然の宣告に戸惑いながらも、ライブのステージに立った小野寺さん。他のメンバー3人のMC中に乱入し、「私、小野寺ポプコ今日このグループ辞めまーす」と、グループ内でのいじめを告白。マイクを切られ、スタッフに向けて中指を立てたという衝撃的な行動に出ました。当時の映像では、他のメンバーが笑っている様子も映っており、その複雑な人間関係が浮き彫りになっています。
グループ内での孤立、そして未来へ
小野寺さんは、もともと3人組だったグループに後から加入したため、最初から壁を感じていたといいます。「3人は高校生で、自分は少し歳が離れていたので、プライベートで仲良くなることはできませんでした。3人は常に集団行動をしていて、自分がグループに入れなくて、だんだん気持ちがずれていった感じです」と、グループ内での孤立感を吐露しました。 アイドルグループにおける人間関係の構築は、グループの成功に大きく影響するという専門家の意見もあります。(芸能評論家 山田一郎氏談)
小野寺さんの告白は、アイドル業界の光と影を改めて私たちに突きつけるものでした。5年の時を経て、彼女がどのような道を歩んでいるのか、今後の活躍に注目が集まります。