五輪相に起用された橋本聖子参院議員は11日、首相官邸で記者団に「東京五輪・パラリンピックまで1年を切った。世界に発信していけるような五輪にし、すばらしいレガシー(遺産)を残せるような取り組みをしっかりとやっていきたい」と意気込みを語った。
自身も春夏合わせ計7回の五輪に出場したことを踏まえ「五輪・パラリンピックの素晴らしさというものを、新たな産業に構築していくということも含めて取り組んでいきたい」と語り、スポーツの産業化を推進したい考えを強調した。
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長や小池百合子都知事との連携に関しては「大会そのものは東京都で、決定権は組織委員会にある。決定のためのお願いや、全国各地のホストタウンや開催地と連携を強化をしながら、五輪相として柔軟に対応し、全体がひとつになっていく組織になるように努力していきたい」と述べた。
橋本氏は女性活躍担当も兼ねる。今回の内閣改造で女性閣僚が2人にとどまったことについて「数がもっと増えるよう促す改革も私自身の仕事だ」と述べた。