トランプ氏が補佐官のボルトン氏を更迭  イランなどの外交政策で対立か

トランプ氏が補佐官のボルトン氏を更迭  イランなどの外交政策で対立か

トランプ氏が大統領補佐官のBolton氏を解任しました。前日にBolton氏が自ら辞意を申し出ました。強硬派と呼ばれたBolton氏の方針にトランプ氏を含め多くの人々が同意できなかったことが背景にあるようです。後任はNorth Koreaの担当特別代表を現在務めるStephen Biegun氏が有力とされており、来週にも指名されるとしています。

米大統領、ボルトン補佐官を解任 「多くの助言に同意できず」
9/11(水) 1:27配信 ロイター

[ワシントン 10日 ロイター] – トランプ米大統領は10日、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を解任したことを明らかにした。北朝鮮やイラン、アフガニスタン、ロシアなどとの外交政策を巡る見解の相違が理由と説明した。

トランプ大統領はツイッターへの投稿で「ボルトン氏に昨夜、ホワイトハウスでの勤務はもはや必要ではないと伝えた。私も政権内の他の人間もボルトン氏の提案の多くに同意できなったかった」と述べた。

来週にも後任を指名するとした。

一方、ボルトン氏はツイッターで自ら辞任を申し出たと主張。「トランプ大統領に昨夜、辞意を伝えたところ、大統領に『明日話し合おう』と言われた」と述べた。

ホワイトハウスのグリシャム報道官は「多くの問題」がボルトン氏解任の決定に至ったとしつつも、詳細には踏み込まなかった。

ボルトン氏は強硬派として知られ、トランプ大統領に忠実とされるポンペオ国務長官と時折衝突していたとされる。

トランプ大統領に近い高官らは、大統領がボルトン氏の強硬姿勢にうんざりするようになっていたと話す。物別れに終わった2月の米朝首脳会談でも、ボルトン氏が厳しい要求をするようトランプ大統領に助言していたことが背景にあったという。

北朝鮮は前日、今月下旬に米国との非核化協議再開に前向きと表明した。

ボルトン氏の後任の有力候補には、スティーブン・ビーガン北朝鮮担当特別代表の名前が上がっている。関係筋は「ビーガン氏はポンペオ長官と同様、大統領を尊重し、決断を下すのは大統領だということを理解している」と述べた。

ジョン・サリバン国務副長官も候補と目されている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000002-reut-n_ame
Bolton氏の強硬政策は歓迎されず
ボルトン補佐官、解任されてしまいました!

ああ…。俺も今朝このヘッドラインを見て衝撃を受けたね。まさかの解任予測的中とはな。いや解任された方がむしろよかったのか?

北朝鮮への制裁を強めていた人が解任されたら、もう北朝鮮を制裁する人がいなくなる気がします!

大統領補佐官を務めたBolton氏が解任されることになりましたが、解任の理由は自ら辞意を申し出たためとされています。Bolton氏の強硬な方針が以前よりトランプ氏ら政権内で歓迎されていなかったことが背景にあるようです。

北朝鮮に遠慮して、解任したんでしょうか?

解任に至るまでは他にも様々な理由があったとされていますが、詳細は明らかにされていません。後任としてNorth Koreaの担当特別代表のBiegun氏の名前が挙がっていることから理由を推測することは可能かと思います。

ビーガン代表って、ずっと菜食主義のビーガンだと思ってました・・・。違うんですね・・・。

そっちは“Vegan”だな。つまり米国が肉食ではなくなってしまうというメッセージ性は元から含まれていなかったことになる。俺もそこはよく調べず勘違いしてたよ。

でも、カタカナ表記なら一緒だし、英語でも発音が似てるので、きっと北朝鮮への融和的なメッセージだったんだと思います!北朝鮮は、ボルトン補佐官を嫌がってました!

韓国がああいう状態なこともあり、ボルトン補佐官の強硬方針がもはや時代遅れになっていた感は否めなかったよね。トランプ政権として韓国を見捨てる方向に流れを確定させたんだと思う。

トランプ氏を信じることじゃよ。何があってもトランプ氏だけは正しい道へと導くことをワシは信じておる。

ある程度予測はされていたけど、いざ現実のものになると衝撃は受けますね…。俺もトランプを信じるしかないと思ってます。

イランへの圧力が特に成果を残していないことも理由に
Bolton氏解任の背景の1つとして、イランへの圧力をかける戦略が特に成果を出していないことが挙げられるかと思います。米国政府には強硬な姿勢とは異なる戦略が必要とされているようです。

ボルトン氏解任、「最大圧力」戦略の失敗示す=イラン高官
9/11(水) 6:36配信 ロイター

[ドバイ 10日 ロイター] – イラン大統領補佐官は10日、トランプ米大統領がボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を解任したことは、トランプ氏が進めるイランに対し「最大限の圧力」を掛ける戦略が失敗していることを示していると述べた。

イラン大統領補佐官のヘサメディン・アシェナ氏は「ボルトン氏の解任は偶発的な出来事ではなく、イランに最大限の圧力を掛ける米国の戦略が失敗していることを示す決定的な兆候である」と述べた。

このほか、イラン政府報道官のアリ・ラビエイ氏は「戦争と経済テロリズムの急先鋒(であったボルトン氏)が排除されたことで、米ホワイトハウスがイランの現実を理解するための阻害要因は少なくなった」と述べた。

米国のポンペオ国務長官はこの日、トランプ大統領が月内に開催される国連総会で「前提条件なし」にイランのロウハニ大統領と会談する可能性があることを明らかにした。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000015-reut-asia

ある意味米国は小さな敗北を受け入れたわけだよね。この解任劇で。北朝鮮だけじゃなくイランも喜ばせることで交渉を何とか有利にしようと画策してるわけだ。

イランへのフッ化水素輸出が止まったので、圧力をかける必要がなくなったのでは?

それもあるかもな。ウラン濃縮に必要な素材が止まったならそれ以上の圧力は過剰だ。制裁が解除されない前提で話し合うのは俺も問題ないと思う。

North Koreaについてはトランプ氏が容認できない長距離弾道弾などの実験に関して凍結していますので、最低限の約束は守られているという判断が可能です。イランについても同様の対応に転換させる兆しと言えるでしょうね。

確かに!北朝鮮は、韓国と違って意外と義理堅い気がします!韓国の事をペテン師だと批判した時、北朝鮮って意外と考えはしっかりしてるんだなって思いました。

米朝首脳会談の決裂はどう考えても文在寅のせいだからな。米国側のカウンターパートとしてボルトン氏にも責任があるということならそれは仕方ない。これを機にトランプ政権はますます韓国に冷たくなるかもね。

韓国メディアは、ボルトンさんはダメだ、トランプ大統領じゃないとって言ってたけど、それは韓国の望み通りではないんですね・・・。

トランプは北朝鮮とだけ交渉したいんだと思う。韓国は完全に構想外だよ。あの記事を書いた愛国日報はおそらく韓国も一枚噛んでの米朝韓合意みたいなのを目指すのにボルトン氏が邪魔だったと思ってるんだろうが、それは完全なる思い違いというわけだ。

Bolton氏はイランやNorth Koreaのみならず、アフガニスタンやロシアなど諸外国との方針すべてにおいてトランプ氏との意見の相違が浮き彫りになっていたとされています。トランプ氏と異なる視点からの提案は必要ないという判断がなされたことで、今後は対外方針がより明確になるかと思います。

中国は引き続きトランプ氏の求めに応じる必要がある
今日って、9月11日ですよね・・・。そんな日に、ボルトンさんを解任してしまっても、良かったんでしょうか?

米国時間では10日だがな。9.11のような敗北だと言いたいのかもしれないが、逆に考えればそれを未然に防いだとも解釈できるよね。北朝鮮の建国記念日9月9日でもない間の9月10日を選んだことはそれなり意味があると思ってる。

それなら、良かったです!

ネットユーザーの反応がかなり盛り上がってるようだね。ざっくりと様子を見てほしい。

ネットユーザーは、少し残念そうな雰囲気ですね・・・。北朝鮮や韓国に厳しいし、解任で喜ぶのは北朝鮮だ、後任は誰なのか気になるって言われてます!トランプ大統領とは方向性が真逆だったし、最初から合わなかったのでは、という意見もありました!

数カ月前から主流の政策をやらせてもらえてない雰囲気はTwitterからも感じ取れたからな。決定的な対立が起こったことで解任に至ったと考えるのが自然だろう。北朝鮮の望み通りの政策をトランプがやってしまっていいのかという懸念はどうしても消えないけどな。

あと、北朝鮮やイランに対しては少し手を緩める分、中国により厳しくするのではって言われてますね・・・。一度に何方向も厳しくしたら、力が分散しますよね?

それは俺も思った。二正面三正面というやり方はどう考えても懸命ではない。特にイランまで敵に回すメリットはさほどない。それよりも最大の敵である中国にターゲットを絞って追い込むのがいいだろう。ロシアをG8にとか言ってるのもその一環だろ?

確かに!トランプ大統領って、ロシアにも優しいですよね?その分中国に厳しくするんだと思います!

様々な憶測がなされるかと思いますが、トランプ氏の方針に変わりないことが広く世界に伝わったかと思います。中国に関してはトランプ氏が求める最終合意に一切応じない姿勢を見せていますので、North Koreaとは事情が異なることは明らかです。香港の抗議活動への対処も含めて、中国にはトランプ氏の求めに応じる必要が生じています。

香港の件に集中するフラグだったらいいんだがな。それを期待しておくよ。今日から一帯一路サミットなんだっけ?中国は気が気じゃないだろうね。

ボクは、その事を調べてみます!何かヘンな動きがあったら、すぐに共有します!