韓国・江南駅前で無免許の女が薬物影響下で車を暴走、9人負傷の衝撃

ソウル中心部の江南駅前で、薬物影響下にある無免許の女が車を暴走させ、7台の車と衝突、9人が負傷するという衝撃的な事件が発生しました。jp24h.comでは、この事件の詳細と背景についてお伝えします。

薬物と無免許運転… 繰り返された衝突と緊迫の救出劇

11月2日、ソウル・江南駅前。多くの人々が行き交う中、一台の白い車が制御を失い、周囲の車や木々に次々と衝突していく様子が、目撃者のカメラに捉えられました。

江南駅前で暴走する車江南駅前で暴走する車

当初、白い車は急発進と急ブレーキを繰り返し、前方の車に追突。その後、バックで別の車に衝突し、さらに中央分離帯に乗り上げて木に激突しました。暴走はこれにとどまらず、バイクに突進するなど、無差別に衝突を繰り返しました。

現場は騒然となり、緊迫した空気が漂う中、「車に乗ったまま逃げようとしている!」という目撃者の通報を受け、警察が出動しました。

勇敢な市民が運転席に割って入り、「ブレーキをかけろ!」と叫びながら運転を制止しようと試みました。この機転の利いた行動により、更なる被害の拡大は防がれました。

20代女の身元と衝撃の事実

運転していたのは20代の女で、駆けつけた警察によって逮捕されました。被害者の証言によると、女は「しかめっ面で、非常にイライラしていた」とのこと。

その後の捜査で、女が無免許運転だったという衝撃の事実が判明。さらに、女は「精神安定剤を飲んだ」と供述し、検査の結果、精神安定剤の成分が検出されました。

韓国では、薬物運転による交通事故が社会問題となっており、今回の事件もその深刻さを改めて浮き彫りにしました。専門家(韓国交通安全研究院 イ・ジフン研究員)は「薬物運転は正常な判断力を著しく低下させ、重大な事故につながる危険性が高い。厳格な取締りと共に、運転者への啓発活動が不可欠」と指摘しています。

今後の捜査と再発防止への課題

現在、女は送検され、詳しい捜査が進められています。薬物の種類や服用量、事故との因果関係などが解明されることが期待されます。

この事件は、薬物運転の危険性を改めて社会に突きつけました。無免許運転と薬物運転が重なった今回のケースは、再発防止に向けた対策強化の必要性を強く示唆しています。 交通安全の意識向上、薬物乱用防止への取り組み、そして厳格な法執行など、多角的なアプローチが求められています。