森永卓郎氏、がん闘病の現状を語る:腫瘍マーカー上昇も体調は良好

経済アナリスト森永卓郎氏が、12月9日のラジオ番組でがん闘病中の現状を語りました。体調は良好ながらも、腫瘍マーカーの数値が上昇していることを明かし、リスナーの心配を誘っています。この記事では、森永氏の現在の状況、医師の見解、そして今後の見通しについて詳しく解説します。

腫瘍マーカー上昇も体調は良好と語る森永氏

番組冒頭、司会者からの体調に関する質問に対し、森永氏は「体調は全然良いんですけれども、腫瘍マーカーが爆上がりしてるんで」と現状を報告。具体的な数値として、CA19-9と呼ばれる腫瘍マーカーが数ヶ月前の20~30倍に増加していることを明かしました。

altalt

CA19-9上昇の要因と医師の見解

CA19-9の上昇について、森永氏は「このCA19-9っていうのは、よくわからない。『がん』で上がるときもあるし、他の要因で上がるときもあるので」と説明。ゲストからは治療の可能性について尋ねられましたが、「やんない。やんない。面倒くさいから。」と、現状では積極的な治療は行わない意向を示しました。

がん治療専門医の佐藤先生(仮名)は、「CA19-9は膵臓がんをはじめとする消化器系のがんの腫瘍マーカーとして知られています。しかし、他の疾患や炎症でも上昇することがあり、単独の数値だけでがんの進行を判断することはできません。画像検査など他の検査結果と合わせて総合的に判断することが重要です。」と指摘しています。(参考:日本消化器外科学会雑誌)

がんの状態は小康状態、定期検診で経過観察

森永氏は、がん自体は小康状態であることを明言。「がんの方は今のところ、小康状態です。」と語り、定期検診で経過観察していく方針を示しました。司会者も「『がん』は、言ってみればこれ『目視』でね」「『造影CT』で診ながら、ひろがってないかどうかを診ると。」と補足し、健康管理の重要性を強調しました。

昨年12月にすい臓がん(ステージ4)と診断、現在は原発不明がん

森永氏は昨年12月27日にすい臓がん(ステージ4)の診断を受けたと公表していました。しかし、その後原発不明がんと診断が変更され、免疫療法薬による治療を受けていることを明らかにしていました。

驚異の体力!要介護3でも多忙な日々

11月4日のイベントでは、現在要介護3であることを告白。しかし、日常生活には大きな支障はなく、ラジオ収録や執筆活動など精力的に活動していることを明かしました。「8月は、本を1か月間13冊書くのに31日間貫徹を続ける人体実験をやってセーフでした」という驚きの発言には、周囲からどよめきが起こりました。

今後の活動と経過に注目

腫瘍マーカーの上昇という不安要素はあるものの、体調は良好で精力的に活動を続ける森永氏。今後の経過、そして更なる活躍に注目が集まります。