窪田正孝さん主演のドラマ10「宙わたる教室」がついに最終回を迎えます。定時制高校を舞台に、様々な事情を抱える生徒たちが理科教師・藤竹叶と共に「火星のクレーター」再現実験に挑戦する姿を描いた本作。生徒・柳田岳人役を演じ、注目を集める小林虎之介さんに、最終回の見どころや俳優としての抱負など、たっぷりとお話を伺いました。
最終回の見どころ:感動の学会発表
「宙わたる教室」は、実話に着想を得た小説をドラマ化した作品です。最終回の見どころは、なんといっても科学部の生徒たちが目指してきた学会発表のシーン。300人ものエキストラを動員し、実際のホールで撮影が行われた学会発表シーンは、緊迫感と感動に満ち溢れています。撮影当時、まだドラマの放送が始まったばかりでストーリーを理解していないエキストラの方々までもが涙を流していたというエピソードからも、その感動の大きさが伝わってきます。
alt= ホールで発表する生徒たちの姿
柳田岳人役への挑戦と窪田正孝さんからの学び
小林さんは、学習障害を抱えながらも、それを隠すために周囲に強く当たってしまう柳田岳人という複雑な役柄を演じるにあたり、多くの苦労があったと語っています。ヤンキーになりきってしまうのではなく、岳人の繊細な内面を表現することに重点を置き、監督や主演の窪田正孝さんと何度も話し合いを重ねたそうです。窪田さんからは、「いい作品を作るためには、現場の空気作りが重要」ということを学んだと小林さんは言います。常に笑顔で現場を明るく盛り上げながらも、本番では集中力を切らさず、一発でシーンを仕留めていく窪田さんのプロフェッショナルな姿勢に感銘を受けたそうです。
俳優としての成長と2025年の抱負
「下剋上球児」での好演以降、数々の作品に出演し、ドラマ初主演も経験した2024年は、小林さんにとって大きな飛躍の年となりました。多忙な日々の中で、主演としての責任の重さを実感し、自身の未熟さを痛感することもあったそうですが、それらの経験は俳優として成長していく上でかけがえのないものになったと語っています。「たまたま」生まれる最高の演技を追求し続ける小林さん。2025年は、「来るもの拒まず」の精神で、様々な役柄に挑戦し、さらなる飛躍を目指したいと力強く語ってくれました。
alt=小林虎之介さんのポートレート写真
「宙わたる教室」との出会い:俳優人生の転機
小林さんにとって、「宙わたる教室」は俳優人生における大きな転機となる作品となりました。尊敬する先輩俳優たちとの共演を通して、多くのことを学び、自身のレベルアップへの意欲を新たにしたそうです。プライベートでは、ドラマの影響で星空を眺めるようになり、火星を見つけることもあるという微笑ましいエピソードも明かしてくれました。