米倉涼子、疑惑報道後の“雲隠れ”続く 恋人の不在が捜査と仕事に影

厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部(通称“マトリ”)による捜査報道から約20日が経過し、女優・米倉涼子(50)の動向が注目されています。関係者の間で囁かれた「Xデー」は過ぎたものの、本人や所属事務所からの明確な説明はなく、米倉涼子は未だ公の場に姿を見せていません。この沈黙は、薬物疑惑に対する疑問の声と、彼女の今後の芸能活動への懸念を深めています。

麻薬取締部の家宅捜索と恋人A氏の長期不在

今回の騒動は、『週刊文春』の報道によって明るみに出ました。報道によると、マトリが米倉さんの自宅に家宅捜索を行ったのは8月20日。その際押収された複数の証拠品から、違法薬物の成分が検出された可能性があるとされています。マトリはその後も慎重に捜査を進めていますが、捜査は難航を極めています。

最大の焦点となっているのが、米倉さんと同棲していたダンサーの恋人A氏の存在です。A氏は母国アルゼンチンへ渡ったまま日本に戻っておらず、この長期不在が証拠品の所有者特定を困難にしています。当初、10月下旬に進展が見込まれていた「Xデー」も、A氏の帰国が延期され続けているため、何事もなく過ぎ去りました。関係者からは、A氏がこのまま帰国しない可能性も指摘されており、薬物疑惑を巡る捜査の行方は不透明な状況が続いています。

帽子を深く被り、顔を隠して歩く米倉涼子、薬物疑惑渦中の姿帽子を深く被り、顔を隠して歩く米倉涼子、薬物疑惑渦中の姿

相次ぐイベント欠席と芸能活動への懸念

9月に入って以降、米倉涼子さんは参加予定だった複数のイベントを相次いで欠席しています。彼女の個人事務所は、その理由を「体調不良」と説明していますが、マトリの捜査に関する疑惑については一貫して沈黙を貫いています。

また、米倉さんのSNSや有料ファンクラブのサイトも更新が途絶えており、ファンからは心配の声が上がっています。芸能関係者の間では、「逮捕には至らなくとも、身の潔白を証明できなければ、今後の芸能活動を継続することは難しいのではないか」との見方が広がっています。情報発信が滞ることで、憶測がさらに広がる恐れがあり、米倉さんを取り巻く状況は日々厳しさを増しています。

「エンジェルフライト THE MOVIE」公開延期・中止の申し出

今回の騒動は、米倉涼子さんの仕事にも大きな影響を与えています。その一つが、来年2月に配信開始が予定されている『エンジェルフライト THE MOVIE』です。これは、2023年にAmazonプライムビデオとNHKで放送されたドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』の続編で、米倉さんは原作の大ファンであり、「お芝居抜きで人生でいちばん泣いた」と語るほど役柄に深く入れ込んでいました。難病による運動機能障害や腰痛と闘いながら、必死の思いで撮影を乗り切った作品だけに、彼女自身も配信を心待ちにしていたはずです。

しかし、製作サイドの対応が注目される中、米倉さん側から意外な動きがあったと報じられています。関係者によると、「米倉さん本人の意向で公開を延期、あるいは中止したいという申し出があった」とのことです。恋人A氏が家族の病気などを理由に帰国を延期し続けているため、米倉さん自身も身動きが取れない状態が続いていると言います。多くの関係者に迷惑をかけている現状に困惑しており、巨額の違約金が発生することも覚悟の上での判断なのかもしれません。

結論

米倉涼子さんの薬物疑惑を巡る一連の騒動は、恋人A氏の不在により捜査が長期化し、彼女の芸能活動や進行中の仕事にも大きな影を落としています。公の場での沈黙は続き、ファンや関係者の不安は募るばかりです。果たして、米倉涼子の口から、この疑惑に関する真相が語られる日は来るのでしょうか。

参考文献