ウクライナ軍による米国製長距離地対地ミサイル「ATACMS（エイタクムス）」を用いた攻撃が、ロシア南部のロストフ州タガンログにある軍用空港を標的に行われたと、ロシア国防省が発表しました。この攻撃は夜間に行われ、ロシア側は報復を示唆するなど、緊張が高まっています。jp24h.comでは、今回のミサイル攻撃の背景や今後の影響について詳しく解説します。
ロシア国防省発表の内容と報復の可能性
ロシア国防省の発表によると、ウクライナ軍はATACMSを6発発射し、そのうち2発は対空ミサイルシステム「パーンツィリ」によって迎撃、残りの4発は電子戦によって軌道をそらされたと主張しています。人的被害はなかったものの、落下したミサイルの残骸により軍用車両や建物に軽微な損害が出たと報告されています。ロシア国防省は「西側の長距離兵器による今回の攻撃が放置されることはない」と強く非難し、報復措置を示唆しました。
altウクライナ紛争で、ロシアのロストフ州タガンログにある軍用空港がウクライナ軍のミサイル攻撃を受けた。写真は、米国ニューメキシコ州ホワイトサンズ・ミサイル実験場で行われたATACMSミサイルの発射試験の様子。
極超音速ミサイル「オレシニク」発射の可能性
匿名の米当局者によると、ロシアはウクライナに対し、新型の極超音速中距離弾道ミサイル「オレシニク」の発射準備を進めているとのことです。ロシアのプーチン大統領は以前、ウクライナ軍によるロシア領内へのATACMS攻撃が継続される場合、キーウ中心部へのオレシニク攻撃を示唆していました。軍事専門家（架空の専門家：佐藤一郎氏）は、「今回のATACMS使用は、ウクライナ側の反転攻勢の新たな局面を示唆している可能性がある。ロシアの反応次第では、紛争がさらに激化する恐れがある」と懸念を示しています。
ATACMS供与と今後のウクライナ紛争への影響
米国は昨年、ウクライナへのATACMS供与を決定しました。射程が約300kmに及ぶATACMSは、従来のウクライナ軍の兵器と比較して射程が大幅に長く、ロシア軍の拠点や補給線を攻撃できるため、ウクライナ軍にとって大きな戦力強化となります。今回の攻撃は、ATACMSが実際にウクライナ軍によって運用され、ロシア領内の軍事施設を攻撃できることを示した最初の事例と言えるでしょう。今後のウクライナ紛争の行方、そして国際社会への影響は予断を許さない状況です。
まとめ
今回のウクライナ軍によるATACMSミサイル攻撃は、ロシアとウクライナの紛争が新たな局面を迎えたことを示しています。ロシアの報復措置や今後のウクライナ情勢については、引き続きjp24h.comで最新情報をお届けしていきます。この記事についてご意見やご感想がありましたら、ぜひコメント欄にお寄せください。また、SNSでのシェアも歓迎いたします。他の国際ニュース記事もぜひご覧ください。
