日本列島は強い冬型の気圧配置の影響を受け、12月15日(日)にかけて広範囲で雪が予想されています。特に北海道から北陸地方は大雪に警戒が必要です。西日本でも山沿いを中心に積雪となる恐れがあり、交通への影響が懸念されます。週末のお出かけは最新の情報を確認し、十分な備えをお願いします。
今週末の天気:広範囲で雪、北日本~北陸は大雪警戒
12月14日(土)から15日(日)にかけて、日本海側を中心に雪が降るでしょう。これは強い冬型の気圧配置に加え、「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」の影響によるものです。JPCZは、朝鮮半島北部の山脈で二分された冷たい風が日本海上で再び合流することで形成される収束帯で、雪雲の発達を促します。このため、北陸地方や西日本の日本海側ではまとまった雪が降り、大雪となる可能性があります。
雪の天気図
各地の積雪予想と注意点
北海道から北陸地方は大雪に警戒が必要です。特に山沿いを中心に積雪が急増する恐れがあり、交通障害が発生する可能性があります。不要不急の外出は控え、やむを得ず外出する場合は最新の気象情報を確認し、冬用タイヤやチェーンを装着するなど、十分な備えをしましょう。
近畿北部から山陰地方でも山沿いを中心に雪が降り、積雪となるでしょう。平地でも積雪の可能性があり、路面の凍結にも注意が必要です。九州北部でも山地を中心に雪が降り、積もる所があるでしょう。
JPCZと天気図
気象予報士の山田さん(仮名)は、「JPCZの影響で局地的に大雪となる可能性があります。こまめな気象情報の確認と、早めの対策が重要です」と注意を呼びかけています。
大雪への備え:安全確保のために
大雪による影響を最小限に抑えるために、以下の点に注意しましょう。
交通への影響
大雪による交通機関への影響が予想されます。鉄道の遅延や運休、道路の通行止めなどが発生する可能性があります。最新の運行情報を確認し、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。車での移動は極力控え、やむを得ず運転する場合は冬用タイヤやチェーンを装着し、安全運転を心がけてください。
家庭での備え
停電に備えて懐中電灯や携帯ラジオ、モバイルバッテリーなどを準備しておきましょう。食料や飲料水、防寒具なども用意しておくと安心です。水道管の凍結を防ぐために、屋外の水道管に保温材を巻くなどの対策も有効です。
週末の天候は荒れる予報です。最新の気象情報を確認し、安全を第一に行動しましょう。