海に眠るダイヤモンド:最終回目前!キャスト・脚本家による特別対談で明かされる感動秘話

日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」の最終回が目前に迫り、大きな反響を呼んでいます。長崎県・端島(軍艦島)と現代の東京を舞台に、70年に渡る愛と友情、家族の壮大な物語を描いた本作。今回は、脚本家・野木亜紀子氏、主演の神木隆之介さん、土屋太鳳さん、池田エライザさんによるスペシャル対談の内容をお届けします。

キャスト陣が語る、役への深い愛情と撮影現場の温かい雰囲気

役との別れ、そして生まれる寂しさ

土屋さんをはじめとするキャスト陣は、クランクアップが近づくにつれ、演じてきた役との別れに寂しさを感じていると語っています。野木氏もまた、脚本を書き終える際に同じような感情を抱くそうで、”もうこの人たちは書けないんだ”という思いが込み上げてくるとのこと。それだけ、キャラクターに愛情を注ぎ、物語に心を込めていたことが伺えます。

altalt日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」より、土屋太鳳さん演じる百合子。

心に残る名シーン:第4話のお供え物

野木氏は、第4話のお供え物をみんなで分け合うシーンが特に印象的だったと語っています。斎藤工さん演じる進兄に瓜を渡された池田さん演じるリナの可愛らしさが際立っていたとのこと。池田さんも、そのシーンは演じていてとても幸せな時間だったと振り返っています。端島での生活に馴染んできたリナの姿が、温かい雰囲気の中で描かれています。

野木氏が絶賛!キャスト陣の演技力とキャラクターの魅力

土屋太鳳さんの表現力:百合子の独特な魅力

野木氏は、土屋さんの演技について、心に迫るものがあると絶賛。特に、第1話で朝子に向かって「鉄平が帰るっていうから付いてきちゃった」と言うシーンの独特な動きが、百合子というキャラクターを完璧に表現していると高く評価しています。細かい仕草や表情で、百合子の複雑な内面を表現する土屋さんの演技力は、まさに圧巻です。

池田エライザさんの歌唱力:リナの才能が開花

第2話で、百合子の前でジャズを歌うリナのシーン。野木氏は、池田さんの歌唱力の高さに驚嘆したと語っています。池田さんは、幼い頃からジャズクラブで歌う母親の姿を見て育ったことが、表現力の源になっていると明かしています。

70年の時を超える物語:時代ごとの演技へのアプローチ

衣装が時代を映し出す:リナのファッション

時代を跨ぐ物語の中で、キャスト陣はどのように役作りを行ったのでしょうか?池田さんは、リナというキャラクターは衣装で時代のトレンドを表現しやすかったと語っています。結婚後も、リナらしい遊び心のあるファッションを維持することで、キャラクターの一貫性を保つことができたとのことです。

脚本の力:土屋さんの役作り

土屋さんは、野木氏の脚本の素晴らしさが、自然な演技に繋がったと語っています。脚本に込められた力強い言葉を感じながら演じることで、年齢を重ねた表現を意識的に行う必要がなかったとのこと。野木氏、塚原監督との呼吸を合わせながら、百合子というキャラクターを生き生きと演じきりました。

伏線と感動が散りばめられた物語:何度でも見返したい魅力

本作は、緻密な脚本、キャスト陣の熱演、そして監督の演出が見事に調和した傑作です。個性豊かなキャラクターたちが織りなす物語には、一度見ただけでは気づけない細やかな仕掛けが隠されています。散りばめられた伏線と、登場人物たちの心の揺らぎを丁寧に拾い上げ、物語の奥深さを堪能しましょう。この対談の全編はTBS公式YouTubeで公開されています。ぜひご覧ください。