韓国産ペットフード、台湾で水銀基準値8倍超!ペットフードの安全性に改めて注目

台湾農業部が発表した2024年第3四半期のペットフード検査結果を受け、ペットフードの安全性に改めて注目が集まっています。今回の検査では、韓国産のペット用おやつから基準値を大幅に超える水銀が検出され、台湾のペット愛好家たちに衝撃を与えました。

韓国産ペットフードから高濃度の水銀検出

台湾農業部は定期検査に加え、ペット用機能性食品の特別検査を強化し、144件のサンプル検査を実施。その結果、6件が不適合と判定されました。中でも、韓国企業が製造した「ミョチャプ・マグロフリーズドライおやつ」からは、基準値の0.4ppmをはるかに超える3.38ppmの水銀が検出されました。これは基準値の約8倍という高い数値です。

台湾農業部が発表した2024年第3四半期のペットフード検査結果で不適合判定を受けた製品台湾農業部が発表した2024年第3四半期のペットフード検査結果で不適合判定を受けた製品

この製品は京畿道南楊州市にある企業で製造され、「チャムチ(マグロ)」「動物病院用」と韓国語でパッケージに記載されています。台湾のペット愛好家からは、「韓国産は安心だと思っていたのに…」と戸惑いの声が上がっています。実は、韓国産ペットフードの基準値超過は今回が初めてではなく、8月にも同様の問題がSNSで話題になっていました。

ペットフード選びのポイント

今回の件を受け、改めてペットフード選びの重要性が浮き彫りになりました。ペットフードを選ぶ際には、以下のような点に注意しましょう。

原材料の確認

原材料の産地や品質は必ず確認しましょう。特に、海外製品の場合は、製造国の基準や検査体制も調べておくと安心です。

添加物のチェック

着色料や香料などの添加物は、ペットの健康に悪影響を与える可能性があります。無添加の製品を選ぶか、添加物の種類や量を確認しましょう。

栄養バランス

ペットの年齢や健康状態に合わせた栄養バランスのフードを選びましょう。成長期の子犬や子猫、シニア犬、持病のあるペットなど、それぞれに適したフードがあります。

獣医師の山田先生(仮名)は、「ペットフードはペットの健康に直結するもの。飼い主は責任を持って、安全で栄養バランスの良いフードを選んであげることが大切です」と述べています。

韓国当局の対応

韓国では、京畿道を中心に該当製品の国内流通状況の調査が進められています。今後の調査結果が待たれるところです。

今回の問題は、ペットフードの安全性に対する意識を改めて高めるきっかけとなりました。安全なペットフードを選び、大切なペットの健康を守りましょう。