朝ドラ「おむすび」低迷の謎:共感できないキャラ設定と違和感だらけの展開

朝ドラ「おむすび」が放送開始から半年を迎えましたが、視聴率は低迷。一体何が問題なのでしょうか。本記事では、視聴者の共感を得られていないキャラクター設定や、違和感だらけのストーリー展開について掘り下げていきます。

共感できないキャラクター設定:リアリティの欠如

「おむすび」の登場人物たちは、その言動にリアリティがなく、視聴者から「浅ドラ」と揶揄されるほど。例えば、ヒロイン・結(橋本環奈)の高校担任は、入学初日に姉・歩(仲里依紗)の過去をクラス全体に暴露するという、教師としてあるまじき行動をとります。その後、この設定は特に活かされることもなく、視聴者のモヤモヤ感を増幅させています。

橋本環奈橋本環奈

歩のキャラクター設定もまた、ちぐはぐな印象を与えます。故郷に“大女優”として戻ってきたかと思えば、神戸では古着のバイヤーをしていたという過去が明かされます。この唐突な設定変更は、視聴者から「仲里依紗の無駄遣い」との声も上がるほど。

北村有起哉演じる理容師の父親も、プロとは思えない言動で視聴者の失笑を買っています。高価なシャンプーに驚き、安いシャンプーを継ぎ足すなど、リアリティに欠ける描写が目立ちます。

違和感だらけのストーリー展開:ギャル靴をめぐる疑問

緒形直人演じる靴職人のナベさんは、阪神・淡路大震災で娘を亡くした過去を持ち、引き籠りがちになっていました。しかし、歩から“ギャル靴”のリメイクを依頼されると、徹夜で仕上げるという急展開を見せます。

ギャル靴ギャル靴

このエピソードに対し、SNSでは「靴の修理に1万円取る職人が、ギャル靴のカスタマイズを材料費+加工賃で請け負うのは不自然」「市販品を買った方が安いのでは?」といった疑問の声が噴出。歩がナベさんに20足もの中古靴を預けたままロサンゼルスへ旅立ってしまう展開も、視聴者の混乱に拍車をかけています。ナベさんは「あと19足やな。もっと良いの作ってガッポリ請求したる!」と意気込んでいましたが、果たしてこの伏線は回収されるのでしょうか。

まとめ:共感とリアリティの欠如が低迷の要因か

「おむすび」の低迷は、キャラクター設定の甘さとストーリー展開の不自然さが原因と考えられます。視聴者が共感できるリアリティのある描写、そして納得感のあるストーリー展開が求められています。今後の展開で、これらの課題を克服し、視聴者を引きつけることができるのか、注目が集まります。