TBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」の最終回が12月22日に放送され、大きな感動を呼びました。70年に渡る壮大な愛と友情、家族の物語、そして現代社会の若者の閉塞感を描きつつ、過去と現代を繋ぐ希望を提示した本作。最終回では、これまで視聴者の間で議論されていた英題「The Sleeping Diamond on the Sea」の真意がついに明らかになり、SNS上では驚きの声が上がっています。
英題の謎: “on”ではなく”in”?
放送開始当初から、英題の”on”に疑問を持つ声が上がっていました。「海の中に眠る」というニュアンスであれば、”in”や”under”の方が適切ではないかという指摘です。日本語のタイトルと英題の微妙なずれは、一体何を意味するのでしょうか?
ギヤマンの花瓶:真のダイヤモンド
最終回、主人公・鉄平(神木隆之介)が愛する朝子(杉咲花)に贈ろうとしていたギヤマンの花瓶こそが、タイトルの「ダイヤモンド」を指していたことが判明しました。ギヤマンとはガラス細工のことですが、ポルトガル語でダイヤモンドを意味します。
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端島を訪れた朝子、実は「いづみ」(宮本信子)は、10年以上前に鉄平が端島に置いていったギヤマンの花瓶の存在を知ります。しかし、その花瓶がいづみの手に渡ることはありませんでした。この切ない事実が、英題の謎を解き明かす鍵となります。
伏線回収:海「の上」に眠るダイヤモンド
タイトルが指す「ダイヤモンド」は、海の中に沈んでいるわけではなく、海上に浮かぶ島、端島に置かれたギヤマンの花瓶だったのです。つまり、「海の上にある端島に眠る」という意味で”on”が使われていたのです。
SNSで話題沸騰!驚きの声多数
この見事な伏線回収に、SNS上では「鳥肌が立った」「震えた」「腑に落ちた」など、驚きの声が多数寄せられています。「こんなところにヒントが隠されていたとは」「最終回で謎が解けてすっきりした」という声も聞かれ、視聴者の考察力も試される作品となりました。
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ちなみに、脚本家・野木亜紀子氏の台本には”in”と表記されているとのこと。この違いもまた、視聴者の間で様々な憶測を呼んでいます。
海に眠るダイヤモンド:時代を超えた感動の物語
「海に眠るダイヤモンド」は、単なるラブストーリーではなく、時代を超えた家族の絆、そして現代社会へのメッセージを込めた重厚なドラマでした。最終回の感動的な結末、そして英題に隠された真意は、視聴者の心に深く刻まれることでしょう。