「知らなかった⋯」「なるほど、そういうことだったのか!」アインシュタイン「相対性理論」は、いったいなぜ凄いのか?今こそ知っておきたい“超基本”


【イラスト1枚でひと目でわかる!】「アインシュタイン」と「ニュートン」の理論の違い

その井筒氏が、アインシュタインの「相対性理論」について解説する。

■絶対的でなく“相対的”だから相対性理論

 年末年始はまとまった時間がとれるため、以前から気になっていた事柄をじっくりと学んでみたくなる時期です。

 相対性理論は、私たちが当たり前だと思っていた常識が根底からくつがえるような理論です。そして、いまのところ、この理論は正しいということが数々の実験から実証されています。

 今回は、この相対性理論のエッセンスを、難しい数式は使わずにわかりやすく解説していきます。

 相対性理論の肝をひと言でいえば、「空間も時間も絶対的なものではなく、それぞれの置かれた状況によって変化する相対的なもの」ということです。

 相対性理論は、1905年に発表された「特殊相対性理論」と、それを拡張して1915年から1916年に発表された「一般相対性理論」の2本立てになっています。相対性理論から導かれたことをざっくりまとめると、次の4つのポイントが挙げられます。

「相対性理論」4つのポイント
1 空間や時間は、物体の動きによって変化する



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