大阪府門真市の塗装工場で爆発、3人負傷 年末の大掃除中に悲劇

大阪府門真市の塗装工場で12月28日午後4時頃、爆発が発生し、男性3人が負傷する事故がありました。年の瀬の大掃除中に発生したこの悲劇に、現場周辺は騒然となりました。

年末の大掃除中に爆発事故発生

2024年12月28日午後4時頃、大阪府門真市殿島町にある丸山塗装工業の工場付近で爆発が発生しました。通行人から「建物が爆発した。白煙が上がっている」との110番通報を受け、消防隊が駆けつけました。門真警察署によると、工場内で爆発があり、20代と40代の男性2人が重傷、10代男性1人が軽傷を負ったとのことです。

爆発火災が発生した大阪府門真市の塗装工場爆発火災が発生した大阪府門真市の塗装工場

現場は京阪電鉄門真市駅から南に約1キロ弱、商業施設「ららぽーと」や量販店「コストコ」などが立ち並ぶエリアに位置しています。年末の買い物客で賑わう中での爆発事故に、周辺住民は驚きと不安を隠せない様子でした。

3人の負傷者は工場の従業員

負傷した3人はいずれも丸山塗装工業の社員で、工場内で年末の大掃除を行っていた最中に爆発が発生したとみられています。警察と消防は、爆発の原因を詳しく調べています。塗装工場では塗料やシンナーなどの引火性物質が扱われていることが多く、火災に繋がる危険性が高い場所です。年末の大掃除では普段使用しない場所の清掃も行うため、思わぬ危険が潜んでいる可能性があります。今回の事故は、改めて作業現場における安全管理の重要性を示すものとなりました。

上空から撮影された火災現場の様子上空から撮影された火災現場の様子

火災は2時間半後に鎮火

爆発による火災は約300平方メートルを焼き、約2時間半後に鎮火しました。幸いにも近隣への延焼は免れましたが、年末の慌ただしい時期に発生した事故は、地域住民に大きな衝撃を与えました。「年末の大掃除で事故が起きるとは…」「他人事とは思えない」といった声が聞かれ、改めて安全対策の徹底が求められています。

塗装工場における安全対策の徹底を

今回の事故を教訓に、塗装工場をはじめとする作業現場では、安全対策の徹底が不可欠です。特に年末の大掃除など、普段とは異なる作業を行う際には、危険箇所の確認や安全手順の周知徹底など、より一層の注意が必要です。 専門家の中には、「年末の大掃除では、不用意に薬品を混ぜたり、可燃物を放置したりしないよう、作業手順を明確にし、従業員への安全教育を徹底することが重要です。」と指摘する声もあります。

まとめ

年末の大掃除中に発生した今回の爆発事故は、私たちに作業現場における安全の大切さを改めて認識させてくれます。安全な作業環境を確保するために、一人ひとりが責任を持ち、適切な対策を講じることが重要です。