イカゲーム2配信開始も関連株価は急落:期待裏切る展開に市場は冷ややか

ネットフリックスの大人気ドラマ「イカゲーム」待望のシーズン2がついに配信開始されましたが、関連株は冷ややかな反応を示し、株価は急落しています。一体何が起こっているのでしょうか?

イカゲーム2配信開始、しかし市場の反応は…

2021年に世界的な社会現象を巻き起こしたNetflixオリジナルドラマ「イカゲーム」。その待望の続編「イカゲーム2」が2024年12月26日午後5時(日本時間)に配信開始されました。しかし、配信開始後の株式市場は、期待とは裏腹に冷え切った反応を示しています。27日の韓国株式市場では、関連銘柄が軒並み急落し、投資家の失望感が露わになっています。

イカゲーム2のワンシーン。緊迫した雰囲気が漂う。イカゲーム2のワンシーン。緊迫した雰囲気が漂う。

関連株価が軒並み急落:下落幅最大30%

韓国取引所によると、「イカゲーム2」主演俳優イ・ジョンジェ氏が大株主であるアーティスト・ユナイテッドとアーティスト・スタジオは、いずれも下限値まで下落し、前日比約30%もの大幅な下落となりました。

映像特殊効果を担当したWYSIWYG Studios、Dexter Studios、そして製作会社Siren Picturesに出資したショーボックスも、それぞれ25%、24%、19%と大幅な下落を見せています。

酷評相次ぐ:シーズン1の斬新さには及ばず

シーズン1の衝撃的な成功から、高い期待を背負って配信されたシーズン2。しかし、海外メディアからはシーズン1の斬新さや鋭いテーマ性に及ばないと酷評が相次いでいます。

韓国の有名料理研究家、パク・ソヨン氏も「シーズン1の社会風刺的な要素が薄れ、エンターテイメント性に偏っているように感じた」とコメント。一部の視聴者からも同様の声が上がっており、市場の冷え込みに繋がっていると考えられます。

今後の展開は?:市場の動向に注目

「イカゲーム」というビッグタイトルの続編として大きな注目を集めていた「イカゲーム2」。しかし、配信開始直後の市場の反応は厳しいものとなっています。今後の株価の動向、そして作品への評価がどのように変化していくのか、引き続き注目が集まります。

イカゲーム旋風再びとなるか?市場と視聴者の反応が鍵

今回の株価急落は、市場が「イカゲーム2」に大きな期待を寄せていたことの表れとも言えます。今後の展開次第では、再び市場を活性化させる可能性も秘めています。作品に対する視聴者の反応、そして制作陣の対応が今後の鍵を握ることになりそうです。