ユン大統領の弁護団が拘束令状の効力停止求め仮処分を憲法裁判所に申し立て　大統領公邸前には大勢の支持者、警察のバスを阻もうとする騒ぎも

韓国の尹錫悦大統領に対する拘束令状が出たことを受け、尹大統領の弁護団が令状の効力を停止する仮処分を申し立てたと明らかにしました。

尹大統領による非常戒厳宣言を捜査している合同捜査本部は31日、内乱を首謀した疑いで尹氏の拘束令状が裁判所に認められたと発表しました。

これに対し尹氏側の弁護士は、「令状請求の手続きが違法で、無効だ」と反発。令状の効力を停止する仮処分を憲法裁判所に申し立てたと明らかにしました。

尹大統領の支持者
「違法な拘束を中断せよ！」

大統領公邸前には尹氏の支持者が大勢詰めかけ、警察のバスを取り囲んで行く手を阻もうとする騒ぎも起きました。

拘束令状の期限は1月6日ですが、合同捜査本部は執行の具体的な時期や方法を明言しておらず、韓国で史上初めて現職大統領が拘束されるのかに大きな関心が集まっています。