2024年はパチンコ業界に大きな変化をもたらしたスマパチ導入元年でしたが、パチスロ業界も「スマスロ」の台頭により激動の1年となりました。本記事では、2024年のパチスロ業界を振り返りつつ、2025年のトレンドを展望していきます。
2024年：スマスロ完全制覇の年
パチンコビレッジの発表によると、2024年のパチスロ総販売台数は前年比96%とほぼ横ばい。しかし、機種別ランキングを見ると、上位10機種すべてがスマスロという結果に。パチンコジャーナリストの藤井夏樹氏も、「2024年は完全にスマスロ優位の1年」と分析しています。 根強い人気を誇るジャグラーシリーズのようなメダル機も存在するものの、新機種導入はほぼスマスロ一色と言える状況です。パチンコのスマート化はまだ緒に就いたばかりですが、パチスロのスマート化は順調に進んでいると言えるでしょう。
スマスロの機種が並ぶイメージ
期待された大型タイトルの苦戦
販売台数ランキングで1位、2位を占めた『押忍！番長4』と『Re:ゼロから始める異世界生活 season2』は、人気シリーズの新作として大きな期待を集めていました。しかし、藤井氏によると、これらの機種は期待されたほどの稼働には至らなかったとのこと。大量導入したものの、すぐに通路になってしまうホールも少なくなかったようです。ホールにとっては、新機種の導入費用回収という課題も浮き彫りになりました。
人気機種「スマスロ北斗の拳」
2025年のパチスロ業界：真のヒット機種誕生なるか？
2025年のパチスロ業界は、スマスロの進化と共に、更なる多様化が予想されます。スペックの多様性はもちろん、ゲーム性や演出面でも新たな試みが期待されます。 しかし、2024年の大型タイトルの苦戦を踏まえると、真のヒット機種を生み出すためには、ユーザーのニーズを的確に捉えた企画力と、完成度の高いゲーム性が不可欠となるでしょう。 パチスロ評論家の山田一郎氏（仮名）は、「スマスロの普及により、ユーザーの期待値はますます高まっている。2025年は、メーカー各社の開発力が試される年になるだろう」と語っています。
スマスロ時代の勝者は誰だ？
2025年は、スマスロ市場を制する真の勝者が現れる年となるかもしれません。 既存の人気シリーズの進化、新規タイトルの登場、そしてメダル機との共存… 様々な要素が絡み合い、パチスロ業界は更なる変革期を迎えることでしょう。 今後の動向に注目が集まります。
