世界一周旅行と聞くと、豪華なホテルや美しい景色を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、今回ご紹介するのは、9日間でエコノミークラス25フライト、睡眠時間わずか7時間という、想像を絶する弾丸世界一周旅行記です。トラベルジャーナリスト橋賀秀紀氏が、スカンジナビア航空の100万マイルキャンペーンに挑戦した、まさに命がけの旅路。前編では、アメリカ大陸からヨーロッパへの過酷なフライトの様子をお届けします。後編では、さらにスリリングな展開が待ち受けています。世界一周旅行の常識を覆す、驚愕の体験記、ぜひ最後までお読みください。
50代で挑む、過酷な世界一周の旅
これまでにもアメリカ大陸横断バス5連泊やサハラ砂漠トラック荷台縦断など、数々の過酷な旅を経験してきた橋賀氏。しかし50代に突入し、体力的に厳しい旅は卒業したと思っていた矢先、旅行仲間のA氏から驚くべき提案が。それは、スカンジナビア航空の100万マイルキャンペーンへの挑戦でした。15社の提携航空会社に乗れば100万マイル相当のポイントがもらえるという、魅力的なキャンペーン。しかし多忙な橋賀氏には時間的に不可能と思われました。ところがA氏は9日間で15社を回るプランを立案。こうして2024年12月、2人は成田空港からロサンゼルス行きのZIPAIRに搭乗したのでした。この時、橋賀氏はまさかこんなにも過酷な旅になるとは、想像もしていなかったのです。
メキシコシティの夜景
メキシコシティ空港での予期せぬトラブル
ロサンゼルスからアエロメヒコでメキシコシティに到着。最初の試練は、メキシコシティ空港で待ち受けていました。カンクン行きのアエロメヒコ便に搭乗しようとゲートへ向かうと、搭乗予定の便の情報が空港内の案内掲示板にも搭乗ゲートにも表示されていないという事態が発生。スペイン語しか通じない空港職員に、カンクン行きの便かどうか何度も確認する橋賀氏。主要国際空港であるにも関わらず、案内表示の不備に不安が募ります。「世界の空港ナビゲーション事情」に関する専門家、山田氏（仮名）は、「国際空港では多言語対応の案内表示が必須であり、今回のケースは非常に稀な事例と言えるでしょう。」と指摘しています。首都の国際空港で、一体何が起こっているのでしょうか？
想像を絶するフライト地獄の始まり
この予期せぬトラブルは、まさにこれから始まる過酷なフライト地獄の序章に過ぎませんでした。橋賀氏とA氏は、この後も様々な困難に直面していきます。果たして彼らは無事に100万マイルを獲得できるのでしょうか？そして、この過酷な旅を通して、彼らは何を学び、何を感じたのでしょうか？後編では、さらにスリリングな展開と、旅の真髄に迫る感動の結末が待っています。世界を股にかけた壮大な冒険物語、どうぞご期待ください！
