エクスコムグローバル株式会社の西村誠司社長。にしたんクリニックなどで知られる敏腕経営者だが、そのプライベートは、想像をはるかに超えるものだった。東京・渋谷に構える総工費30億円、坪単価1200万円の豪邸。一体どんな人物なのか、その人生哲学に迫る。
幼少期の苦労と、非凡な才能
alt西村社長の豪邸を彩る、まばゆいトム・ディクソンの照明。高級ホテルのロビーを思わせる空間だ。
西村社長の幼少期は、決して楽なものではなかった。父親の病、生活保護、そしてアルコール依存症の母親。壮絶な環境の中でも、西村社長は非凡な才能を光らせていた。小学校では抜群の成績を収め、周囲から一目置かれる存在だったという。
新聞配達と、葬儀のアルバイト：若き日の学び
中学時代には新聞配達を始め、経済感覚を養い、勤勉さを学んだ。高校は愛知県屈指の進学校、県立千種高校に進学。名古屋市立大学経済学部時代には、なんと葬儀会社でアルバイトをしていた。
800件の死と向き合った経験
4年間で約800件の葬儀に立ち会ったという西村社長。老衰から不慮の事故まで、様々な死を目の当たりにした経験は、彼の人生観に大きな影響を与えた。
「人間はいつ死ぬかわからない。だからこそ、今を精一杯生き、人に感謝される人生を送りたい」という強い思いが芽生えたのだ。
25歳で起業、そして年商333億円へ
alt西村社長の自宅には、ルイ・ヴィトンの店舗にも飾られているという刺繍アートが。そのセンスは唯一無二だ。
大学時代に抱いた思いを胸に、25歳で起業。数々の困難を乗り越え、年商333億円、社員数500名を超える企業へと成長させた。
社会貢献への想い
西村社長はビジネスの成功だけでなく、社会貢献にも力を入れている。「にしたんこども基金」の設立、ひとり親家庭への家族旅行支援など、その活動は多岐にわたる。
西村社長が描く日本の未来
もし首相になったら何をしたいか？という問いに対し、西村社長は「経済対策」と即答。日本の強みである観光資源を活かし、インバウンド1億人達成を目指したいという壮大なビジョンを語った。
西村社長の豪邸は、単なる成功の象徴ではない。そこには、壮絶な過去、たゆまぬ努力、そして未来への希望が詰まっている。彼の挑戦は、これからも続く。
