韓国と日本の関係:ネットニュース炎上と社会への影響

インターネット、特にニュースサイトにおいて、韓国関連の話題がいかに注目を集め、時に炎上を引き起こしてきたか、そしてそれが社会にどのような影響を与えたかについて解説します。

韓国ネタ:アクセス数の稼ぎ頭?

2019年頃まで、ネットニュースでアクセス数を稼ぐための鉄板ネタといえば、韓国関連でした。K-POPやスポーツの比較から政治・経済問題まで、どんな話題でも注目を集め、SNSでの拡散も期待できました。私自身、長年ネットニュース編集に携わってきましたが、韓国ネタはアクセス数確保の切り札として重宝されていました。話題が少ない時やアクセス数を伸ばしたい時に、韓国関連の記事を掲載することで、一定の収益を見込むことができたのです。

alt="2011年のフジテレビ抗議デモの様子"alt="2011年のフジテレビ抗議デモの様子"

親韓派は肯定的な内容に、嫌韓派は否定的な内容にそれぞれ反応し、記事を拡散してくれるという構図がありました。運営側としてはどちらかに肩入れするわけではなく、両派の反応を利用してアクセス数を稼いでいたと言えるでしょう。ネットの特性上、無料コンテンツが多い中で、このような現象は珍しくありませんでした。

ネットの炎上は現実世界へ

ネット上の盛り上がりは、現実世界にも影響を及ぼしました。2011年の紅白歌合戦にK-POPグループが出場した際には、NHKホール前で抗議デモが発生しました。メディアが韓国に影響されていると感じる人々が、「国士」として抗議活動を行ったのです。

日韓関係の悪化とネットの反応

李明博大統領の竹島上陸、朴槿恵大統領の対日姿勢、そして文在寅政権の反日的なスタンスなど、一連の出来事が日本のネットを炎上させました。嫌韓派は次々と燃料を投下し、怒りを表明し続けました。

慰安婦問題、徴用工問題、レーダー照射問題など、2010年代中盤から後半にかけて、ネット上では韓国関連の話題が連日取り上げられました。釜山の日本領事館前に設置された「少女像」や、ソウルでの抗議デモの様子も、一部の日本人にとって耐え難いものとして映りました。

alt="韓国の少女像"alt="韓国の少女像"

まとめ

韓国関連の話題は、ネットニュースにおいてアクセス数を稼ぐための強力なツールとして利用されてきました。しかし、その一方で、ネット上の炎上が現実世界での抗議活動につながるなど、社会への影響も無視できません。日韓関係の複雑な状況が、ネット上でどのように増幅され、社会に波及していくのか、改めて考える必要があると言えるでしょう。