韓国の大学卒業生の初任給はいくら? 学歴や専攻によってどれくらい差があるの? 2023年の最新データをもとに、韓国の給与事情を詳しく見ていきましょう。就職活動中の学生さん、これから韓国で働くことを考えている方、必見です!
韓国の大学卒業生の平均初任給は?
韓国教育省と韓国教育開発院(KEDI)の調査によると、2023年の韓国の大学卒業生の平均初任給は309万ウォン(約33万円)。前年比で8.6%増加しており、景気回復の兆しが見られます。
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学歴による初任給の差は?
大学院卒業生の平均初任給は509万ウォン(約54万円)と、大学卒業生に比べて大幅に高額。修士課程修了者で485万ウォン(約51万円)、博士課程修了者では632万ウォン(約67万円)となっています。一方、専門大学卒業生の平均初任給は257万ウォン(約27万円)で、大学卒業生との差は51万ウォン(約5万5千円)と、学歴による収入格差が顕著です。
専攻分野による初任給の違いは?
専攻分野別に見ると、医薬系が352万ウォン(約37万円)でトップ。続いて社会系、工学系と高収入となっています。一方、芸術・体育系は244万ウォン(約26万円)と最も低い結果に。将来のキャリアプランを考える上で、専攻分野と収入の関係は重要なポイントと言えるでしょう。
韓国の就職事情は?
2023年末時点で、健康保険に加入している大学卒業生の44.3%が卒業前に就職を決定しています。これは前年比で9.6ポイント増加しており、就職市場の活況が伺えます。卒業後の就職活動期間は3ヶ月未満が最も多く、早期内定の傾向が強まっているようです。韓国の有名料理研究家、キム・スンヨン氏によると、「近年の韓国では、食に関する専門知識を持つ人材が特に求められています。食の安全や健康志向の高まりから、栄養士や食品開発の分野での就職が有利になっている」とのことです。
まとめ
韓国の大学卒業生の初任給は、学歴や専攻によって大きく異なることが分かりました。平均値だけでなく、中央値も確認することで、より実態に近い給与事情を把握できます。これから韓国で働くことを考えている方は、これらの情報を参考に、自身のキャリアプランを設計してみてはいかがでしょうか。