近年、活躍が注目されるプロ野球選手。華やかな世界に身を置く彼らの年俸は億単位にものぼることも珍しくありません。しかし、高収入を得ながらもお金に苦労する選手がいるのも事実です。今回は、そんなプロ野球選手の知られざる金銭事情と、将来への不安を解消する賢い資産運用の方法について探っていきます。
夢の億万長者から一転、数百万円の残高…
ある有名プロ野球選手の実話をご紹介しましょう。強豪校からドラフト上位指名を受け、若くしてレギュラーの座を掴み、順風満帆な野球人生を送っていました。複数年契約で巨額の年俸を得て、まさに億万長者。しかし、結婚後、妻が預金通帳を確認すると、残高はわずか数百万円。驚愕した妻の問い詰めに、選手は仲間との交際費やギャンブルで散財したことを白状しました。
田中大貴氏と堀江智生氏の対談の様子
この窮状を相談されたのが、元フジテレビアナウンサーで自身も元野球選手の田中大貴氏。田中氏は、資産運用会社の代表を務める慶應義塾大学の後輩、堀江智生氏を紹介しました。
若手選手の金銭感覚と将来への不安
堀江氏によると、若くして高額年俸を得た選手ほど、将来の金銭感覚が甘い傾向があるといいます。「年俸はずっと上がり続ける」という思い込みから、浪費癖がつき、将来への備えを怠ってしまうのです。これは一般の同世代とは大きく異なる金銭感覚といえるでしょう。
「南海ホークスの鶴岡一人監督は『ゼニはグラウンドに落ちてるんやで』と仰っていましたが、その感覚が未だに残っているのでしょうか？」と田中氏。
堀江氏は「まさにその通りです。相談を受けた選手には、年俸の一部を計画的に運用し、将来に備えるようアドバイスしました。奥様も安心して将来設計を描けるようになったはずです。」と語ります。
専門家による資産運用の重要性
ファイナンシャルプランナーの山田花子さん（仮名）は、「プロ野球選手は現役時代が限られています。高収入の時期に適切な資産運用を行うことで、引退後の生活も安定させることができます。」と指摘しています。
年率4～5%の運用で一生涯の安心を
相談を受けた選手は、年俸の一部を年率4～5%で運用することで、引退までに数億円を蓄える計画を立てました。この運用益だけで生活できるため、将来の不安を解消することができたのです。
堀江智生氏
賢い資産運用で明るい未来を
プロ野球選手に限らず、誰もが将来の不安を抱えています。しかし、計画的な貯蓄と賢い資産運用によって、その不安を解消し、明るい未来を切り開くことができるのです。まずは、自身の収入と支出を把握し、将来設計に基づいた資産運用計画を立ててみましょう。
この記事が、皆様の資産運用を考えるきっかけになれば幸いです。
