福岡国税局が実施するインターネット公売に、高級ブランド「エルメス」のアイコンバッグ「ケリー」が出品され、話題を呼んでいます。最低入札価格はなんと308万円。一体なぜこのような高額商品が公売に出品されることになったのでしょうか?今回はその背景や出品物詳細、そして公売参加方法について詳しく解説します。
税金滞納による差し押さえ品が公売へ
福岡国税局は、税金を滞納した者から差し押さえた財産をインターネット公売に出品しています。今回出品された「ケリー」バッグもその一つ。滞納額の回収を目的として、様々な商品が公売にかけられています。
エルメスのバッグ「ケリー」
今回、2025年1月10日に福岡市博多区の福岡国税局で報道関係者向けに公開された公売財産は、なんと合計130点。その最低入札価格の合計は約7930万円にも上ります。福岡国税局は年4回公売を実施していますが、1回あたりの出品件数は数十件程度とのこと。今回の出品数は異例の多さと言えるでしょう。
エルメス製品が多数出品、入手困難な「ケリー」も
出品物の中で特に注目を集めているのが、エルメスのバッグ「ケリー」。モナコ公妃グレース・ケリーに由来するこのバッグは、世界中のファッショニスタから愛され、入手困難なことで知られています。今回の公売では、この「ケリー」をはじめ、バッグ、スカーフ、食器など、エルメス製品が多数出品されています。その他にも、不動産や自動車など、様々な商品がラインナップされています。
ブランド品の価格は、鑑定業者の意見を参考に算出されていますが、真贋鑑定は行われていないとのこと。エルメス製品以外にも、様々なブランド品が出品されているため、掘り出し物が見つかる可能性も!
国税滞納額は増加傾向、公売への参加を呼びかけ
国税庁によると、2023年度末の国税滞納残高は9276億円で、4年連続で増加傾向にあります。福岡国税局の担当者は「100件を超える出品は珍しい。多くの方に公売に参加いただければ」と呼びかけています。
エルメスのスカーフや食器
公売への参加は、「KSI官公庁オークション」サイトから申し込み可能です。申し込み期限は1月24日午後5時まで。入札期間は2月4日から6日となっています。
公売への参加方法と注意点
インターネット公売に参加するには、事前の登録が必要です。「KSI官公庁オークション」サイトでアカウントを作成し、必要事項を入力しましょう。入札はオンラインで行われ、最高額を提示した人が落札となります。
公売に参加する際には、商品の状態や真贋について、自己責任で確認することが重要です。写真や商品説明をよく確認し、不明な点は福岡国税局に問い合わせることをおすすめします。 また、落札後のキャンセルはできませんので、入札前にしっかりと検討しましょう。
まとめ:憧れのエルメスを手に入れるチャンス!
今回の公売は、憧れのエルメス製品を手に入れる貴重なチャンスです。高額商品だけでなく、比較的手頃な価格帯の商品も出品されているため、ぜひ一度「KSI官公庁オークション」サイトをチェックしてみてください。もしかしたら、思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。