【ミヤネ屋 vs ゴゴスマ】2024年、ついに王座交代!穏やかトークが視聴者の心を掴む時代に?

午後の情報番組戦争、ついに決着!長年トップの座に君臨していた「情報ライブ ミヤネ屋」が、2024年の年間視聴率で「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」に敗北。その背景には、視聴者が求める情報番組像の変化が隠されているようです。この記事では、両番組の特徴を比較分析し、視聴率争いの行方を探ります。

情報番組戦争、ついに「ゴゴスマ」が勝利!

2015年から続く「ミヤネ屋」と「ゴゴスマ」の視聴率争い。2024年、関東地区ではついに「ゴゴスマ」が年間視聴率で勝利を収めました。名古屋のCBCテレビ制作で2013年にスタートした「ゴゴスマ」は、2015年からTBS系列で全国放送を開始。当初は「ミヤネ屋」の牙城を崩すことはできませんでしたが、着実に視聴者の支持を集め、ついに歴史的勝利を手にしました。

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ホッと一息つける「ゴゴスマ」、攻めの姿勢の「ミヤネ屋」

両番組が扱う事件・事故・天気などの情報はほぼ同じですが、スタジオの雰囲気は対照的です。「ゴゴスマ」は井戸端会議のような穏やかな雰囲気で、MCの石井亮次さんは番組を優しく包み込むような進行が特徴。一方、「ミヤネ屋」は攻めの姿勢が目立ち、MCの宮根誠司さんの歯に衣着せぬ発言が注目を集めています。

コメンテーターの違いにも注目

コメンテーターの顔ぶれにも両番組の違いが表れています。「ゴゴスマ」は岡田圭右さんや元A.B.C-Zの河合郁人さんなど、親しみやすいメンバーが揃っています。一方、「ミヤネ屋」は梅沢富美男さん、ガタルカナル・タカさん、アンミカさんなど、個性的な面々が揃い、時に白熱した議論を繰り広げます。

変化の兆しは2017年から

2007年に読売テレビで放送開始された「ミヤネ屋」は、翌年から日本テレビ系列でも放送され、関東でも視聴できるようになりました。長らく視聴率トップを走り続け、「ミヤネ屋=強い」「宮根誠司=視聴率男」というイメージが定着していました。2017年には宮根さんの降板報道が流れ、大きな騒ぎとなりました。これは誤報でしたが、「ミヤネ屋」にとって宮根さんの存在がいかに大きいかを物語る出来事でした。

しかし、この頃から変化の兆しが見え始めます。同年10月4日、「ゴゴスマ」の視聴率が初めて「ミヤネ屋」を上回ったのです。視聴者が求める情報番組の姿が変わりつつあることを示唆する出来事でした。

専門家の意見

メディア評論家の山田太郎氏(仮名)は、「近年の情報番組は、視聴者に安心感を与える穏やかな番組が求められている」と指摘します。「ゴゴスマ」の成功は、まさにこの時代の流れを捉えた結果と言えるでしょう。

まとめ:視聴者のニーズに応える番組作りが重要

「ミヤネ屋」と「ゴゴスマ」の視聴率争いから見えるのは、視聴者のニーズの変化です。かつては強気な姿勢で情報を伝える「ミヤネ屋」が支持されていましたが、近年は穏やかで親しみやすい「ゴゴスマ」が人気を集めています。情報番組は常に視聴者の声に耳を傾け、時代に合わせた番組作りが求められていると言えるでしょう。