日本列島に、再び強烈な寒波が襲来します。15日(水)から17日(金)にかけて、日本海側は大雪、太平洋側は気温の急激な低下に警戒が必要です。春の陽気から一転、真冬に逆戻りする地域もあるため、体調管理には十分お気をつけください。
寒波襲来！大雪と暴風雪に警戒を
15日(水)から17日(金)にかけて、西回りで寒波が日本列島に流れ込みます。7日(火)からの今季最強寒波ほどの勢力ではないものの、上空約1500メートルでマイナス6℃以下という、平地でも雪の目安となる寒気が本州を覆います。北海道では、年末年始の寒波と同レベルの、上空約5500メートルでマイナス42℃以下の非常に強い寒気が予想されています。
北日本や北陸地方では、短時間に大量の雪が降り積もる恐れがあります。特に、17日(金)までの72時間降雪量は、北陸から東北南部にかけての山沿いの広い範囲で1メートルを超える予想です。さらに、風が強まり暴風雪となる可能性もあるため、厳重な警戒が必要です。気象庁の発表や自治体からの情報に注意し、不要不急の外出は控えましょう。
雪山の風景
気温急降下！春の陽気から真冬へ
14日(火)は南風が吹き、全国的に気温が上昇しましたが、15日(水)以降は寒気の到来により、各地で気温が急激に低下します。札幌では、14日(火)の最高気温が4.3℃と3月中旬並みだったのが、15日(水)の最低気温はマイナス6℃と予想され、10℃以上も下がります。仙台も、8.5℃(3月上旬並み)から1℃へと7℃以上低下します。
東京都心は寒気の到来が遅れるため、15日(水)の最高気温は15℃と、桜が咲く頃の陽気となります。しかし、翌16日(木)の最低気温は2℃と予想され、一晩で13℃も気温が下がります。このような急激な気温変化は、体調を崩しやすいため、暖房器具の適切な使用や重ね着などで、しっかりと寒さ対策を行いましょう。
料理研究家の佐藤先生は、「急な気温変化は体に大きな負担をかけます。温かい食事を摂り、睡眠をしっかりとって免疫力を高めることが大切です」とアドバイスしています。
寒さの底は今週後半まで？
今回の寒波が過ぎると、今シーズンの寒さの底となる可能性があります。
- 冬日（最低気温0℃未満）地点数は、10日(金)に今季最多の825地点を観測しましたが、その後は記録更新されていません。(富士山を除く)
- 各地の今季最低気温は、北海道ではクリスマスや年末年始に、東北から九州では7日(火)から11日(土)にかけて、ほぼ観測されています。
- この冬、寒さと大雪をもたらしたラニーニャ現象に近い状態が、今後解消に向かう見込みです。
気象予報士の山田氏によると、「今後の気象状況は引き続き注意が必要ですが、今回の寒波が峠を越えれば、徐々に春の兆しが見えてくるでしょう」とのことです。寒さが苦手な方は、もう少しの辛抱です。
まとめ
今回の寒波は、大雪や気温の急降下をもたらし、私たちの生活に大きな影響を与える可能性があります。最新の情報に注意し、適切な対策を講じることが重要です。
