博多駅まで電車で1駅、アクセス抜群の好立地に、驚きの価格で宿泊できる宿があるのをご存知ですか? 創業70年を超える老舗旅館「博多の宿 旅館まいだし」は、なんと素泊まり5000円からという破格の値段で旅心をくすぐります。観光需要の高まりとともに宿泊費が高騰する中、なぜ「まいだし」はこんなにも良心的な価格設定を維持できるのでしょうか?その秘密を探るべく、歴史と女将の温かい想いに迫ります。
時代に逆行?驚きの低価格を実現する秘訣
博多の宿 旅館まいだしの外観。カジュアルな雰囲気
福岡市内では、ビジネスホテルでも1泊14000円が相場、有名ホテルともなれば3万円を超えることも珍しくありません。「博多駅周辺のホテル料金が高すぎる」という嘆きの声もネット上でよく見られます。そんな中、「まいだし」のコンパクトルームは1泊5000円、シングルでも5900円からという価格は、まさに奇跡と言えるでしょう。
この驚きの価格設定について、女将の今泉典子さんは語ります。「昔はどこの宿も安かった。それを今も続けているだけなんです」。もちろん値上げを全くしていないわけではありませんが、他の宿が価格を上げるスピードに比べてはるかに緩やか。「もっと値上げしたらいいのに」とお客さんに言われることもあるそうですが、「急に高くするのはお客さんに申し訳ない」と、今泉さんは優しく微笑みます。
旅館経営コンサルタントの山田一郎氏(仮名)も、「まいだし」の価格設定を高く評価しています。「顧客目線に立った経営理念は、まさに旅館のお手本。価格競争が激化する現代において、この姿勢を貫くことは容易ではありません」。
70年以上愛される老舗旅館「まいだし」の歴史
女将の今泉典子さん(右)と娘の登紀子さん
昭和23年創業の「まいだし」は、70年以上の歴史の中で、地元の人々だけでなく、多くの旅行者にも愛されてきました。その人気の秘訣は、低価格だけでなく、温かいおもてなしにもあります。清潔で快適な客室、そしてアットホームな雰囲気は、まるで実家に帰ってきたような安心感を与えてくれます。
近年、インバウンド需要の増加も相まって、宿泊施設の価格高騰が社会問題となっています。「宿泊費が高すぎて日本人が泊まれない」という現状は、観光立国を目指す日本にとって大きな課題です。「まいだし」のような良心的な価格設定の宿は、まさに希望の光と言えるでしょう。
まとめ:博多旅行の新しい選択肢
「博多の宿 旅館まいだし」は、低価格ながらも快適な宿泊体験を提供してくれる、まさに穴場的存在です。博多観光の拠点として、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか? 女将の温かいおもてなしと、驚きの価格設定が、きっとあなたの旅を忘れられない思い出にしてくれるでしょう。